朝三暮四の白昼夢

祭りの後のような火照りが冷めると、相良にキスをされたという現実で頭を占領する。

なぜ、どうして、といった疑問詞が渦巻いて、一周する頃に自然とスマホに手が伸びた。


相良のアイコンをタップしてトークメニューを開く。何か打とうとしたが、言葉が溢れ出て形を成せない。取りあえず電話をしてみるが、応答はなかった。三十分ほど考え続け、絞りでた言葉はたった一言。「明日話そう」だった。

送信してすぐ既読がついた。でも返信は来ないまま夜が更けていった。




「周防、おはよう」


昨日と何も変わらない様子で、相良はいつも通りの挨拶をしてくる。

聞きたいことは山ほどあったが、それらを無理やり飲み込んで「おはよう」とだけ返した。

教卓の側に立つ俺の隣を、相良が通り過ぎる。シルエットが重なるタイミングで脇を小突かれる。周りから悟られないように振り返ると、席に座りこちらを見つめる相良が小さく舌を出した。


……だから何なんだよ、本当に。


俺も席について、ぼんやりと前を見た。綺麗な弧を描く相良の後頭部が見える。二つに結ばれた黒髪が綺麗に真ん中で割れていた。何となく、このままぱっくりと二つ裂けて、中から本体が出てきそうだ——という他愛のない事を考えた。

相良の本体は何だ。順当に考えれば小さな宇宙人だが、殻を割るみたいに毛の分かれ目を中心に体が割れて、肌がツルツルした全く同じ彼女が出てきそうな気もする。

脚を伸ばし、相良が座る椅子の足を軽く蹴った。つま先に僅かな痺れが伝わる。少ししてスマホが震えた。


『掃除』


相良からのメッセージは多分、二人きりになる時間を表している。なら昨日のうちに電話に出てくれればいいのに。どういう意図なのか。

ホームルームが始まって、一限二限と授業が続いても俺は相良の後頭部を眺めて、相良の一挙手一投足を視界に納めていた。

三限の体育の時間にずっと相良について考える事を自覚して、四限にはそれすら意図して作り出しているんじゃないかと疑った。昼飯をパパっと食べると、あっという間に掃除の時間が訪れた。



空き教室で箒を掃く相良をじっと見ていた。

改めて見ると、丈の長いスカートがよく似合う。霧原第二高校の制服は『スカート丈が長くてダサい』と評判だ。

制服に対してカッコいい、可愛いの概念を持っていなかったが、ひざ下というより脛上くらいまでスカートの丈が不評なのは知っていた。でも相良が着ると全くの別物だ。制服なのにアバンギャルド味すら感じる。


「金曜日は行っていいよ」


唐突に投げかけられた話題は、恐らく光との儀式を指しているのだろう。だとすれば余計に分からない。


「いや…それは……ダメというか、良いのか?」

「何がダメなの」


相良は俺が金曜日に会っている相手とキスしている事を知っている。相良は箒を支えに体を少し浮かせ、僅かに出来た身長差を利用してこちらを見下ろす。


「……いや、それは」

「僕が良いって言うんだから良いんだよ。それとも訳まで全部話せって事?うわ、それって凄く傲慢」

「そういう事を言いたいんじゃなくて。だから、その、倫理とか常識の話で」

「付き合ってもないのにキスしてて、それ言うんだ?」


痛いところを突かれた。相良がその場に箒を投げ捨てて、距離を一気に詰める。勢いに押されてたたらを踏むが、退路を壁に阻まれてしまう。

体が触れる直前、こちらに食らいつく様に首が伸びて、唇が触れ合った。

昨日と同じ。ほんの一瞬。羽が触れるような軽いキスだった。薄い感触が唇に残る。俺が何か言う前に相良が遮った。


「キスしたぐらいで彼氏ヅラはやめなよ、周防」


親指で擦るように唇を拭いた相良が、数歩後ろに下がる。俺は一瞬ぼぅっとして、直ぐに周囲を見渡した。埃っぽい空き教室の中には俺達だけが居た。


『少なくとも僕なら、何とも思っていない相手とキスはしないけど』


相良の言葉が何度もリフレインする。その次は彼氏ヅラをするな。女心と秋の空と言うが相良の心は度を越している。掴みどころもクソもない。

相良は両手を伸ばし、人差し指を一本ずつ立てた。その動作は妙に厳かで演技じみている。


「周防には二つの選択肢がある。周防が好きな人と、僕。でもね、相手が自分を思ってくれてるから、みたいな消去法で選ばれたくないんだよ。ムカつくだろ?」


片方の人差し指がもう片方の人差し指に巻き付いて、へし折る様に曲げた。


「全面的に勝つんだよ。全てを上塗りして、グラデーションもパースもぐちゃぐちゃにして、元の色が何だったのか分からなくなって頃に……今度は周防から僕に愛を囁くんだ。それって素敵な事じゃないか?」


同意を求められるが、初めて聞かされる相良の恋愛観に衝撃を受けて、言葉が出てこない。

俺の何が相良の心を射止めたのか分からない。それを口にするほど無粋じゃないし、どんな言葉も自己陶酔的に聞こえて嫌だ。


「周防はこれからも金曜日の女と会えばいい。絶対に会えよ。示しがつかないとかそんなしょうもない事考えるな。一つ一つ比較して、吟味して、自分の好きな方を選べばいい」

「……相良は…それでいいのか?」

「あのさぁ……良いわけないから良いって言ってるんだよ。このままだと周防は、必ず僕を好きになるだろうね。僕が本気を出せば絶対に。でもそれは完全な勝利じゃない。グラデーションだよ。負けが混在してるんだ。戦って負けたなら納得がいく。でも競う機会すらなく勝ってしまって、それで少しでも僕が

喜んでしまったら……自分が何をしでかすか分からない」


言葉の節々で、羞恥や怒りなど様々な感情が湧き出てないまぜになって、万華鏡のように代わる代わる形を変える。ここまで自分の愛を言語化して伝えられる相良が、少し羨ましく思った。

だから、きっとそのせいで。絶対に言うべきじゃないことを口にしてしまった。浮気性の半端者なのだから、これ以上落ちるところはない。


「相良は夏休み、暇か?」


今日は木曜日で、来週の月曜からテストが始まる。それが終わると夏休みだ。


「暇だよ。部活もやってないしね」

「じゃあデートしよう。空いてる日を見つけて、二人でどっか」


相良は目を細めて眉をひそめた。表情からは快不快を判断できない。


「場所は?」

「俺が決める。……行きたいところがあれば、そっちにするけど」


相良は両手で口元を包み込むように覆った。鼻と口がすっぽり隠れ、表情は読み取れない。

その場で首を傾け、下を向いた。沈黙が10秒ほど続き、相良は両手を開き顔を上げる。

上唇で口を食んで、感情が付随していないのっぺりとした顔で答える。










「やればできんじゃん」





学校が終わると真っすぐ帰宅し、布団に倒れ込む。横になったまま、二人の事を思う。


多分というか、俺はきっと光の事が好きなんだと思う。でも光にはその感情はない。それが分かってしまった。

なのに、俺は光の無知を悪用して、欲求の解消をしている。これは片思いなんて愛でたいものじゃない。悪行だ。なにも良くない。最低の性犯罪者。犯罪なのかは分からないが。


じゃあ相良を好きになれば全て解決か?それもきっと違う、自分の恋心を忘れるために他人を利用するなんて最低だ。自然な形で…指向性を持たずに好きになっていかないと、相良が道化になってしまう。

そもそも『正しい』とか『正しくない』で好きを考えている事が間違いじゃないか?


うわ、なに正しさを求めてんだ。お前は二股浮気性欲モンスターなのに。


色んな感情が同時に押し寄せて、胸が潰れそうになる。光への好きと、相良へのうっすらとした好意がせめぎ合っていた。本来なら、光が好きだからと言って相良の告白を断るべきだった。断るべきだけど、正直言って最低だけど、これは本当に最悪な事だけど。

——誰かに好かれるのって、すげぇ気持ちいい。相良が俺の事好きだったの、めちゃくちゃ嬉しい。

枕に顔を押し当てる。誰か俺を殺してくれ。ものすごく嬉しいんだ。






目が覚めると重たい倦怠感がのしかかり、平衡感覚が失われていた。喉はひどく痛み、熱を測ると39度を超えている。親が学校に連絡を入れてくれて、今日は休むことにした。

額に冷感シートを張り、布団を被る。体の表面はひどく冷たいのに、皮の内側は熱を籠っていて気持ちが悪い。浅い眠りと覚醒を繰り返し、何度寝たのか分からなくなった頃、ふと光との儀式を思い出した。

今日は金曜日だ。連絡しないと。重い体を無理やり起こし、スマホを取る。再びベッドに倒れ込むと、不明瞭な視界の中で、光にメッセージを送る。


『風邪ひいた。今日は行けない』


それだけ送ってスマホを閉じようとしたところに、相良から連絡が来た。

『生きてる?』と短いメッセージが来て『今寝てる』とだけ送ると『はやく寝ろ』と返信がきた。なにか返そうと思ったけど、ずっとスマホを握るのもしんどかったので、そのまま枕元に置いて目を閉じる。その日は一日中眠り続けた。

物心ついてから一度も風邪を引いてなかったので、一日寝ていればすぐに治るだと油断していた。だから病院も面倒くさいと断った。今は少し後悔している。



土曜日。

熱は一向に引く気配を見せない。午後を過ぎ、近場のクリニックはもう閉まっている。両親に迷惑を掛けたくなかったので、この日もただずっと眠っていた。




光が泣いていた。

涙を流していたわけでも、顔を赤らめて呼吸を乱していたわけでもない。

虚ろな視線を何処にも向けることなく、壁にもたれ、足をだらりと延ばして座る光は、どうしようもなく泣いていた。

まっさらな部屋。最低限の家具があるだけで、カーテンすらつけられていない掃き出し窓の向こうには真っ暗な深淵が広がって、数多の星々達が爛々と輝き、絶え間なく流れて堕ちている。星の光だけが彼女を照らしていた。

いつから光と仲良くなったのは思い出せない。親の意向で受験した私立小学校で同じクラスになり、特別なきっかけもなく自然と仲良くなった。

彼女は飛びぬけて頭が良かった。真面目で勉強熱心な生徒が多かったが、その中でも光は頭一つどころか二つも三つも抜けていた。


光という規格は凡庸な俺達と噛み合うわけもなく、少しずつ歯車は狂っていった。

中学に上がった頃。全国でも一桁の順位を誇る学力も、精巧な人形のように整った容姿も、天然と称される抜けていた性格の全てが災いした。

如実に順番がつけられて、己の不出来に打ちのめされていく不安定な者達にとって……光は余りにも眩しすぎたんだ。元は出来る奴らの集まりだ。手口は巧妙で、光が黙っていた事もあり、発覚するまでかなりの時間を要した。

俺は光の横に座った。何も言えずに、ずっと横に居た。どれだけ時間が経ったのかは分からない。隣に座り続ける俺の手に、光の指が触れる。危険物に触るみたいに、こちらの反応を伺うように細い指が突いて、次第に触れる面積が増えて、手のひらが重なった。

光の手は酷く冷たい。侵食するみたいに指の間に光の細い指が絡まり、覆いかぶさるように手を握られた。


「なんでみんな居なくなるんだろうね」

「なんで大人は自分勝手なんだろね」

「馬鹿は嫌い」

「なんか、全部、嫌になっちゃった」


手を握る力が強くなる。伸びた爪が皮膚に刺さって肉に食い込んでいく。奥歯を噛みしめて声を殺した。


「みんな嫌い。大嫌い。出来ないなら努力するばいいのに。出来ないくせに、なんで上からものが言えるんだろう」

「……そうだな」

「人の足を引っ張る事しか考えてない屑ばかり。だから本科なんかに落ちるんだよ……ざまあみろ。報いだよ、報いを受けたの」

「あぁ」


光が伸ばした足を折り曲げ、顔を伏せる。


「海くんはギムナジウムにも付いてきてくれるよね」


喉を震わせた、今にも消え入りそうな声だった。俺は出来るだけ自然に声を出す。じゃないと、そうしないと、いけない、


「あぁ。光と一緒に居る」


刺さった爪が皮膚を抉る。力んだ光の手は震えていた。きっと傷跡を残したいんだろう。強い痛みが走り、歯を食いしばった。


「嬉しい。嬉しいの。言葉じゃ伝えきれないぐらい、ずっと」


保障はない。俺の成績だと五分五分だろう。それに何とか上がれたとしても、定期的に行われる試験を乗り越えられるようには思えなかった。いつまでも一緒に居られる自信はない。

俺は光とは違って、凡人だから。

本科生に落ちた奴らの顔がよぎる。俺とアイツらに大きな違いはない。差異は精々モチベーション程度だ。能力で言えば、なんら変わらない。

ふと、彼らの顔が浮かばない事に気が付いた。まるでモザイクが掛かったみたいに、ぼんやりとした輪郭がいつまでも鮮明にならない。おかしい。そんなはずがない。去年まで同じプログラムを受けていた筈なのに。

……いじめ?いじめってなんだ?中央政府が管理する教育プログラムだぞ。そんなの起きようものなら、芽が出る前に潰される。これは何の記憶だ?俺は何を見ている。光は何を言っている?ギムナジウム?中央政府?何の話だ。だって光は幼馴染で、中学校で虐められてそれで不登校になって……違うだろ。俺は進学したはずだ。光と一緒に進学して……違う。光は不登校だろうが。通信制の高校に通って……それで金曜日には儀式をしていて。




「どうしたの?」


気づいたら光が目の前に居た。俺の体に跨るように馬乗りになって両手で俺の頬を抑えている。今にも泣きそうな顔だ。よく見る顔。最近はずっとそうだ。……光はこんな顔だったっけ?


「……痛くして、ごめんね」


するすると光の手が下がって、爪で抉られ血が滲む俺の手を持ち上げる。そのまま口に近づけると、血が出た箇所を光が舐った。一つ一つ愛撫するみたいに丁寧に舐めとって、血を吸って、綺麗にしてくれる。ぷくっと膨らんだ白い唇が俺の血で汚れて、赤黒く染まった口内がちらりと見えた。


「ふふ、鉄の味がする」


淫靡な笑み。普段の光からは想像もつかない程に艶めかしくて目が離せない。

光はそのままキスをした。長く深く、俺の全てを犯すように舌を絡ませてくる。金属みたいな味が口の中で広がり、全部が溶け合っていく。溶けた粘土みたいな肉が絡み合って、ほぐれて、一つになっていく。

悲しくないのに涙が流れた。

どうして泣いてしまったのだろう光とキスをしながら、俺はそう思った。


寝ぼけまなこの視界に光が映っていた。

俺を跨って真上に立つ光が、見下ろすように俺を眺めている。そのまま膝を折り、俺の体に伸し掛かった。まだ夢を見ているのだと思った。

光が俺にキスをする。

ぼやけた思考のせいで感情と現実が嚙み合わない。されるがままにキスを受け入れた。力を抜いて、口内をマーキングするように動く舌も、虚弱ない気遣いも、吐きだされる粘ついた唾液も全部受け入れる。

眠たくなってまた目を閉じた。瞼が下がりそうになりながら思う。

勿体ないな、もう少しだけこのまま……。




「光?」

「おはよう、海くん」

目を覚ますと光が居た。見下ろすように目の前に。後頭部の感触に違和感がある。枕にしては位置が高い。腕を伸ばすとすべすべした感触が残った。光の手が腕を掴んで止めた。


「変な所触ったらだめだよ」


即時理解した。俺が何を触って、何を枕にしているか。柔らかくて暖かい。


「なんでここに?」

「いつも海くんに来てもらってばっかりで悪いから。外って暑いんだね。忘れてた」

「いや、え、外…歩いて、大丈夫なのか?」

「見てこれ」


光は体の横に置いていた黒いバケットハットを取り出した。自慢するように帽子の裏側を見せてくる。そこには銀色のアルミホイルが張り付いている。


「これでちょっとなら外に出れるの」

「そ、そうか」


言葉にならない。それで防げるなら普段から外に出れるんじゃないか……?

いやでも、光の世界では思い込みが真実になっている。だから光が大丈夫だと言えば、多分大丈夫なのか。

光の指が俺の目の下をなぞった。少しくすぐったい。その指を光が口に含んだ


「……なんで海くんは泣いてたの?」


一瞬言葉の意味が分からなくなる。俺が泣いて……?泣いていたのか?どうして?


「多分、変な夢を見て、それで泣いていた」


光の顔が近づいて互いの鼻先が少し触れた。


「どんな夢?」

「……なんだったか。上手く思い出せない」

「そう、まぁ夢だもんね」


そう言った光が両手を伸ばし俺の頭を抱える。重い物を持つみたいに、両手で少し浮かされた。一体何をする気なんだ。


「……そい!」


光の膝が勢いよく引き抜かれ、元あった位置に枕が差し込まれる。

テーブルクロス引きじゃないんだから一声かけてくれよ。失敗して後頭部をぶつけたら痛いだろ。

いつの間にか頭痛が消えて体が楽になっていた。熱を測ると36.4度。平熱だ。スマホを見ると、土曜日の夕方だった。ん、土曜日?


「光、家に鍵掛かってなかった?」

「?……普通にピンポン押して、入れて貰ったよ」


なるほど、後が面倒くさい奴だ。両親がどう反応するか目に見えて分かる。この感情は大人になっても絶対に衰えたりしないだろう。


「じゃあ、私帰る。儀式も済ませておいたから、また金曜日だね」


光が立ち上がり、荷物を纏めている。そう言えば光が外行きの私服を着ている。いつもパジャマだから新鮮だ。白いノースリーブのワンピースを着ている光は、白の髪色も相まって天使のようだった。ついつい凝視してしまう。


「……そんなに見られたら恥ずかしいよ」


バケットハットで顔を隠すように深く被る。

白いワンピースに黒色のバケットハットの組み合わせは対照的ながら意外と似合っていた。

帽子一つでかなりストリート感が増す。ノースリーブのせいだろうか。


「私服、あんまり見ないから。その、似合ってる」


光は返事をせずに顔を隠したまま部屋を出た。ちょっと間が空いた後に、玄関まで送った方が良い事に気づいて玄関に向かうが、光は既に家を出ていた。

両親からの暖かい視線が俺に向けられる。今だけは俺も顔を隠す帽子が欲しくなった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る