紅くない豚はただの豚だ

イタリア人から赤を奪うというのは、他の国ならなんでしょうね。

日本なら桜色?真っ黒な花を咲かせる桜はそこそこ嫌でしょうか。

インド人から黄色を奪うのもまあまあ致命傷っぽい気がします。

しかし、アメリカやイギリス、フランスに奪われたら国家のアイデンティティに関わる色があるかというと微妙な気がします。

本作の根幹である、一つの色が奪われるというテーマが”イタリアと赤だからこそ成立する”というのを鋭敏に切り取る作者様のセンスが際立つ本作。
行く末を楽しみにさせていただきます。

個人的には加熱調理の描写が、直火が使えず出力不足のIH調理器のように描かれているのが主人公のフラストレーションを上手に表していて秀逸だと思いました。

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