第14話 ダイル

廊下を抜け階段を上りまた廊下を進んで

1つの大きな扉の前でとまり、コンコンコンとノックして 中から 「入れ!」と声がした。

中にはテーブルがあり 真ん中にダイル?その両側に別の部下?がいた。

大きな部屋だ豪華ではないが清潔さがある。

取り調べ室を想像していたが、それとは全然違う。

一言でいえば 社長室みたいなかんじだ。

俺は、ライルに促されダイルのテーブルの向かいのイスに座った。

少し沈黙した後に

「お前は何処から来た?」とダイルが口を開く。

低くて渋い声だ ドスがきいてるとはこのことなのかと思った。

その声を聞いて思わず「僕は、」とあらたまったかんじになってしまった。

「僕は、日本の大阪の堺から来ました。」って普通に言ってしまった。

ここでそんな事を話しても通じるかはわからないけど。

「ああぁすまない、私はこの城の城主のダイルだ。そしてお前をここに連れてきたのがライルだ。

よろしくだな」

「ところで、お前の名前は ? 」

「僕の名前は、千葉崎 鉄也です。」

「そうかテツヤか、

ここは お前のいた世界とだいぶ違うだろう?」

「うん、映画の中に入った様な感じです。」

「我々の容姿は本物だぞ、

お前の事は予言で でていてなお前が移動していたために見付けるのが遅れてしまった すまない。」

!?そうなの俺が移動したのが裏目にでたのか?

「お前が移動したのは仕方ない事だ、誰でもそうするさ。気にするな。

ところで、テツヤが居た世界を教えてくれないか?」

少し考えて「いいですよ。」何を知りたいのかわからないけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る