6:トレンドと飛び級と師匠
「うわぁ、なにこれ」
俺が今見ているのは○witterだ
朝起きたら目を覚ますついでに見るのだが、問題はトレンドだ。
俺の名前が1位、また俺関連であろうものが2位と3位になっていた
「なにこれ...俺なんかしたっけ?」
昨日したこと...
ダンジョンに行って...
イレギュラー?って言うのに巻き込まれて...
そのボスを倒して...
アリスっていう配信者を助けて...
こう考えると十分トレンドに乗る要素はあるな
ん?
電話がなっている
ダンジョン組合からだな
...出なきゃあかんよな〜
「もしもし?」
『あ、ダンジョン組合のものです。こちらは連城金斗様の電話で間違いないでしょうか?』
「はい、あってます」
『はい、では3つほど伝えることがございますため、お電話をさせていただきました。まず1つ目は昨日の探索で規格外の実力がわかったので、Aランクへ昇格となりました』
は?Aランクに昇格?FからAって飛び級にも程があるだろ
「...俺昨日登録したばかりの初心者ですよ?」
『はい、しかし昨日の配信でミノタウロスを圧倒し、Aランクの超越種すらワンパンする程の実力は、世界中に広がっていますし、Sランクから2名、Aランクから16名、その他ダンジョン組合上層部の推薦もありまして、反対意見もございませんでした。』
あいつミノタウロスって言うんだ...
ミートストロガノフちゃうかった
あまりの衝撃にそんなどうでもいいことを考える
「そう...ですか...。」
『また、Aランク昇格に伴い、専属の係員がつけられます。それにつきましては後日追って連絡を入れます。そして、2つ目ですが、昨日お持ちいただいた、一部の素材の換金が完了しました。探索者証明証は買い物の時にご使用できます。また、残金はスマホで確認できます。そして、換金しなかった残りの素材はオークションに出しますので入金はしばらく先になります。ご了承ください。』
「あ、ハイ」
オークション?そんな素材もあったのか...
てか探索者証明証便利だな!
『それでは3つ目ですが様々なパーティから勧誘が来ておりますが、どうしますか?』
あーそこら辺なんも考えとらんかったな〜
まあ一応確認しとくか
「えーと...パーティの勧誘の一覧にすることってできますか?」
『はい、一覧にしたものを添付いたします』
そう向こうが言い終わると同時にこっちのスマホに一覧表が届く
仕事早!というか準備良!
そんなことを思いながら一覧を見ていると
「ん?」
そこには見覚えのある顔...昨日ダンジョンで助けたアリスからの勧誘があった
『はい、アリスさんからはパーティの設立の勧誘がございます。』
え、なんでわかったの?心読んでる?
『いえ、連城金斗様がアリスさんの勧誘に反応を見せるのは予想しておりましたから。』
そう答えられるが、やっぱり心読んでるだろと内心思った
電話を切ったあと興味本位で探索者証明証に入っている金額を確認する
そして、あまりの金額の多さに叫び、かつ「キリ悪いな」と大声で突っ込んだ結果、近所の人からめっちゃ怒られた
残高
:282,475,249円
ーーーー
「さて、ジム行くか!」
あの電話から30分後、俺はジムに行くことにした
理由は冷静になるため
一旦冷静にならないと頭がおかしくなりそうだ
パーティの件は一旦保留とした
興味のある話だが、一旦探索者というものに慣れようと思ったのだ
「うわ、今日師匠いるのか...」
ジムに着くなり見覚えのある車を見て、そうため息を吐く。
うわー今回は何をやらされることやら...
「ねえねえお兄さん!」
見知らぬ女の子から声をかけられる
見た感じ小学校中学年ってとこか、
俺なんかしたっけ?と不安になる
「ん?」
「そのポケットに入れてる飴ちょうだい!」
そう無邪気に言ってくる
そこで俺は確信する
「...何やってんすか師匠?」
そう俺が言うと、その少女は一回り大きくなり、服も着物に変わり、いわゆるロリ巨乳になった。そして口調も変わる
「なぜわかった?」
「普通の女子小学生は、見知らぬ男性に飴貰いに来ませんよ。そもそも普通の大人でもポケットに飴が入ってるかは分かりません」
「ふむ、つまらんのう〜。久々に弟子に会えそうじゃからちと驚かそうと思ったんじゃが、迂闊すぎたのう」
「そもそもこんなイタズラすんのあんたぐらいだろ」
「それもそうじゃな」
改めて俺は思った
なんでこんな人の弟子になったんだろうと
あとがき
敬語が苦手なので少し文章がおかしくなってるかもしれません。そういうのを見つけた場合はどんどん報告して下さい。
星とコメントくれると嬉しいなー(´◉ω◉` )
ちな282,475,249は7の10乗
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