第2話 トイレを目指して…

私は何を目指して生きているのだろうか 前までは自宅警備員よりも下の階級は無いと思っていた しかし下を見ればいくらでもあるもので実際今、ホームレスという地獄のような立場に置かれている 私は考えた 「人はなぜう〇こをするのか」 そもそもう〇こさえなければ私は今頃、職に就いているのだ またしても行き場のない怒りが体を蝕む 全身に力が入り、理性は消えかけた しかしふとした瞬間 私の理性は呼び止められたのだ そう、便意がやってきたのだ 茶色いあいつが直腸に訪れたのを感じる

直腸「筋肉の収縮開始!!」

ズッドーン!!!! 体に凄まじい圧力が加わった

その瞬間私の肛門括約筋は奴らを出すまいと閉まるのだ 格闘が始まってしまった 私は公衆トイレに走る 幸いにも目の前だ この時の私はウサイン・ボルトとチーターのハーフになったかと思うほどの速さだった 大地を勢い良く蹴り飛ばしドアを開ける そこには絶望的な風景が広がっていた。 頭はフランシスコ・ザビエル 顔面はメキシコの牧場で飼育されている豚のような中年爺がお料理の本を読みながらズボンを下げ戦っていたのだ…

「人のトイレを覗くとは何事だ!!」

怒鳴り声が響く 理不尽な話だ 明らかに鍵はかかっていなかったのに… トイレの少し湿った床に星座させられ、下半身を露出したザビエルトンから説教を受ける 説教が始まってから5分後 脳裏に【限界】のに文字が浮かび上がった ダムは崩壊 爺は逃げ出した 私は決意したのだ 死のう と…

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