第2話
―――――――……
「買えたー!!」
「…やっと終わった」
「やばい!開けるの楽しみ!!私ね、地味にりもこんかくしが一番好き」
「なにそれ」
「私の最近の一押し!」
「名前がもう大分陰湿な感じするわ」
「ちょー面白いから!伊吹も早く見てー!」
「腹減ったー。朝マックして帰ろー」
「はっ!!今ハッピーセットポケモンだ!!」
「いやもうあなたもらえません」
「ってかDS持ってきてない!!S級レア妖怪がぁはー…」
「つーか妖怪かポケモンどっちかにしろよ。ちなみに世代的に俺たちはポケモンだから」
「ムリカベー!選べません!!」
「………」
さっきも言ったが月奈は常にテンションが高い。
俺は月奈といると突っ込んでばっかりで、大学の友達からはよく漫才コンビのようだと言われる。
正直俺はコンビというより、お守りをしているような気分で月奈を見ている。
「ねぇねぇ、マックさ、朝日さんたちにも買っていってあげようよー!」
「………」
「きっと喜ぶよ!!」
そう言って彼女は俺を見て笑った。
どうせハッピーセットが欲しいだけだ。
…でも、今ここにいない人のことを考えてこんな風に満面の笑みで笑う彼女が、俺は大好きだ。
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