ケータイを忘れた
クライングフリーマン
ケータイを忘れた
その日。頭の中が真っ白、顔が真っ青になった。
幸い、予定は1個しか無かった。
だが、やはり時計が止まっていた時と同じ衝撃だった。
帰宅して、真っ先に確認した。
それだけ「ケータイ依存症」になっていた。
それで、スマホをテスト的に購入して、機種変更した時に手放せなくなった。
ケータイの期限が終り、ガラホを購入した時も「万一」を考えた時、両手持ち(2種持ち)していた方が対応出来ると考えた。
ケータイ(ガラケー)を持つ前はPHS(ピッチ)を使っていた。
プログラマをしていたときは、イエ電、ピッチ、ガラケーで使い分けをしていた。
今、スマホを機種変更しろと煩く言ってくる。
私は、自慢じゃ無いが、お金持ちではない。
今はケーブルテレビ会社でインターネットに繋がっているが、以前はピッチでダイヤルアップ、ケータイでダイヤルアップ、イエ電でダイヤルアップしていた。
パソコン通信なるものもやっていたが、今のネット社会とは比べものにならないものだった。
今度は、どんな時代になるのやら。
メールは、パソコンで慣れていたものの、ケータイ(MOVA)のメール等は字数制限があって不便だった。
今のSNSも、どんどん変化していく。
自分達に「都合の悪い情報」が流れるからって、「SNS規制法(通称)」を作ったらしいが、それは、テレビ等オールドメディアが「子飼い」に出来ているから、「けしからん」と権力を振り回そうとしているだけである。
テレビは、アメリカや外国にそのまま放送が流れている訳ではない。
インターネットの声を封印するには、隣国のように「人海戦術」で始終見張らなければならない。エーアイは、まだ乳幼児レベルのプログラム群だ。
隣国に習って「規制」したければ規制すればいい。
アナログ人間に追いつく代物かどうか、よく考えることだ。
まあ、気が付いた時は遅い。
たまには、ケータイを忘れてもいいかも知れない。現実を見極める為に。
―完―
ケータイを忘れた クライングフリーマン @dansan01
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