リザルト

つい熊を倒した喜びでクラリスと抱き合った。なんか恥ずかしくなって、離れた。

「ところで何で斧なんか持ってきたの」

「あたいが家の奥の方片付けてたら出てきたから、あんたが木切るのに便利だろうと思って気効かせて玄関まで持ってきてやったらなんか来る気配がしたから斧と弓持ってきたんだ。あとランバーってなに」

「木こりの事。それにしても斧便利だなやっぱり鉄は強い」

「そりゃ硬いからな」

微妙に負けた気分がする。なんだろういつの間にか俺の氷に愛着が出ていたらしい。うおお鉄なんかに負けねえ。

「しっかしあんた強えな」

「ありがとうでも俺はもっっと強くなりてえ」

「おっおう」

とりあえずLvあげして行けばもっとでかい氷を早く打ち出せる筈だ。多分。

「しっかしラッキーだなとりあえずこの熊から毛皮を剥いで服にしよう」

「出来るの?」

「あたいは器用だからな。とはいえ皮をなめす暇がねえ簡素なコートになるぞ」

「2着作れる?」

「もちろんさあんたのも作ってやる」

「まじでありがとう感謝する」

こういうのやった事ないからな

「いいって事よ。ところでこういう砦とか毎日作ってって言ったら出来る」

「出来るよ」

「ってことは梺の町まで一緒に行ってくれるか?」

「最初からそのつもりだよ」

「良かった」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る