薪作り

「おはようございます」

俺は声をかけた

「おはよう」

「結局この人寝なかったな。なんでだろう?」

「寒過ぎて全然寝れないんだよ」

なるほど

「じゃその辺に生えてる木切って来るから薪にしようそっちは鹿の解体頼めるか?」

「是非そうしよう」

「そういえば昨日は暗いしフードをまぶかに被って口覆ってるから分からなかったんだけど女の子だったんだな」

「そこはわかれ」

「すまん」

そこは本当に申し訳ない。

「今更だけど自己紹介あたいはクラリスだ」

「俺はフローズンだ」

「ところでフローズンあんた人間じゃないだろ」

「ええバレちゃいました」

「分からない訳無いだろ」

「ならなぜ」

「良さげな雰囲気だったからだな。」

「ありがとう」

「とりあえず木頼むよ」

「わかった」


という訳で俺はその辺に生えてる木を切る事にした。

「なんで着いて来るんだ?俺は平気だけどクラリスには外寒いだろ」

クラリスは夏用の登山着にカッパ着てる程度の服しか着て無いので相当寒いはずだ。

「とりあえずどうやって木切るのか見せてくれ」

と言うのでアイスボールで切ると言うか。折って倒して見せた。

「ええ一発で倒しちゃた」

「すげーだろ」

「ええ凄い、後は細かくバラシてください。あたいは鹿の解体やっとく」

と言って家に入っていった。

俺は薪作りだ。

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