第3話
とりあえずその辺ウロウロする。助けて欲しいと言われても何も分からないし。気になる事あるあの人足枷が付いてたんだ。手枷は無い。
でも私を助けてじゃなくてこの世界を救ってと言った事だ。モヤッとする。考えてもしょうがないので、山から降りよう。
装備品と言うか服が欲しい。特に下着靴下そう言えばこのメニューアイテムを入れられるのかな?説明書をメニューアイテム受け取り欄がある事に気付くそこに入れると入っていった。アイテム欄に説明書が追加された。もう1回取り出しまた、入れる。便利だ。
今度はポーションをタップすると。Hp10回復と言う簡単な説明と取り出すボタンが出てくる。取り出して見る。試験管っぽいガラス容器に入った緑色の液体が出てきた。コルクで蓋がされている。とりあえずアイテム欄に戻す。
飲むのだろうか?傷口にかけるんだろうか?
それとナイフもアイテム欄に入れておく、このナイフ鞘が無い腰とかに挿しておきたくとも無理だ。ずっと手に持っておくと疲れそうだし。
右上に2/10と書かれている。
普通のアイテムタブにポーションとナイフが載っている。
大事な物と言うタブに説明書が載っていた。
(捨てるなって事かな?)
それにしても町はどっち何だ?
さまよってるうちにとうとう日が暮れてしまった。
「ううん?お腹空かないな種族精霊に選んだからかな」
しかもずっと歩いているのに疲れない。どうやら意外とLv1でも地球の俺の体より頑丈らしい。ただし 、走ろうとしても何故か走れ無かったし。地球の俺の体なら余裕で持ち上げられたであろう大きめの石が持ち上げられなかった。
どこからともなく唐突にゾンビが出てきた。
「きゃー」
きゃーとか言っちゃった。なんかいっぱいいる。パッと見10体位かな?。物陰から来たというより見晴らしの良い雪の上に突然湧いてきた気がする。自分から近い所には湧かない感じがする。
どちらにせよ囲まれてる。まだ30m位距離が空いている。そうだ魔法使って見よう。
「アイスボール」
一発でゾンビを倒せなかった。ともかく走る。もどかしい。対して速度が出ない。秒速1位かな?歩きで秒速50cm程度なので多少まし。種族特性っぽいな。
ゾンビより早い。気がする。
「アイスボール」
進行方向のゾンビにもう一回当てる。止まってると囲まれて死ぬ。
「アイスボール」
3発目でようやく倒せた。ともかく走れ。
「アイスボール」
どんどんアイスボールを打って行く。そういえば。
「ステータスオープン」
MP表記が無い。まさか打ち放題なのか?
ともかくナイフを出しメニューをしまう。半透明のウィンドウでも邪魔だし。
ううん早くどこか隠れないと手数で負ける。
段々近づかてゾンビに一発殴られてしまう。
ナイフで数発切り付け倒す。きつい。
洞窟を見つけた。中に入って入口にアイスボールを何発も打ち入口を塞ぐ。ゾンビどもは暗いとこから湧いてきた。昼まで待てばいいんじゃないか?奥の方は暗くてよく見えない。外からゾンビの呻く声が聞こえる。仕方ないここで朝まで待つ。奥から何か出てくるかもしれないので徹夜する。
メニューを開くとうっすら周りを照らしてくれた。
ちょっと奥を見てみると10m位で行き止まりになっていた。ゾンビどもは暗いとこから湧いてるみたいだからこの洞窟内で湧くかもしれない。
メニューを開くとHpが8になっていた。
ポーションを使うのもったいないな。
痛むけど。
しばらくしたけどゾンビ達は洞窟に入って来ないようだ中で湧いても来ない大丈夫そう。寝る事にする。
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