少し開きすぎた土筆が、とてもいい描写です。過去の行いに罪悪感を感じても、謝るのは母の方。きっとこの二人は、まだ親と子、なんです。他人が見てどうとか、そういうことではないようやく訪れた二人の穏やかな時間がとても美しい名作です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(196文字)
時間の流れほど曖昧なものはないのだと私は思う時計の針を眺めればそれ一秒の長さなのだとわかる。だが、その長さも時と場合によって違うように人間は感じてしまうように思う。主人公には現在穏やかな時間が流れている。それこそが幸福なのだと私は思う。変えられない過去。その過去に後悔や苦悩をすることは多々あるはずである。流れていく時間について考えさせられる作品だ。
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