第13話

「…で。アンタは?彼氏と順調な訳?」








彼氏




そのワードに私の身体の全細胞が拒否反応を示し始めた。






ドクン…ドクン…




額から冷や汗が自然と出てくる






「…うん…」







「あっそ。案外続いてんだな。ま、当たり前だよな」





ドクン…


ドクン…




脈が早くなるのが分かる。


朝から何も食べてないからなのか、胃がムカムカしてくる。



頭から血の気が無くなるのが分かる。





それでも絢斗は、そんな事はお構いなしに話を進める。





「アンタが、俺と別れてまで一緒に居たかった奴だもんな。」









呼吸が乱れてくるのが自分でも分かる。

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