哀殺との会話
「どうも・・・只我のお二方・・・」
只我に対して哀殺は深々と頭を下げる
「これはどうもご丁寧に・・・」
そう言いながら只我の2人が構えを取ると
「私は戦う気はありませんよ・・・」
「え・・・」
只我は動揺する
「まぁ、流石にすぐには構えを解くことはできませんよね」
そう言うと哀殺は笑いながら指を鳴らす
するとあたり一面が茶室に変わる
「あなた達が私をなんと呼んでいるか知りませんが・・・私は彼の静寂の心です・・・寂とお呼びください」
そう言うと寂はお茶を淹れ始める
只我はお互いの顔を見合わせその場に座る
「どうやら話をしていただけるようですね」
寂は2人の前にお茶と菓子を差し出す
「この物語―――――輪廻の輪は逆説的に言うと彼の心理側面を映し出す鏡になっています」
寂は淡々と続ける
「この話に関しては少し物語を脱線していきましょう」
人というのは誰しも好き嫌いを持つものですがそれを持たないことが、最良の選択と考えた馬鹿者がいましたのでそれに絡めた話をしましょう
あなた達は嫌いな人はいますか?
例えば、職場・・・学校はたまた家の中に
数えだしたらきりがない人もいるでしょう・・・
嫌いとは一種の防衛反応です負の側面をその人におわせれば、その心は楽になる・・・
少しうがった見方でしょうかね?
しかし、どうでしょう?
アイツのせいで・・・アレのせいでという嫌いの防波堤があれば少しのミスなど気にならなくなるでしょう?
そんな考えになる瞬間がはたとくるそれが人間で私だとするならそれは、哀しくも面白い現象ですね
負の感情で生かされているという事実があるそれを認めないでいることそれは苦しいでしょう
そんな馬鹿が彼ですからね
あなた達にはそんな馬鹿の討伐を期待してますよ
願わくば輪廻の続きを見せてください
そう言うと寂はひとりでに消えていった
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