第2話 生臭い匂い
これはフィクションです。
私は特別な血筋では無く、仏舎や拝殿の知識もございません。
しかし、何とも理解し難い現象をなるべく理解しようと試みる次第でありますので、まずは一番古い記憶からお伝えしたいと思います。
私自身が流血沙汰になる時に「ため池」のような匂いを感じるようになりました。具体的に言うと彫刻刀で手を切ったりや、車に追突されるなどの事故などの前に酷く「生臭い匂い」を感じる事が多くなったと思います。
なるべく共感と何らかの心得を得たいためにお話を続けますが、夜間に山にある神社を訪れてから「生臭い匂い」は何らかの予感として感じていました、 思い出すと具体的な記憶は私は公園の遊具から落下して数針ほど縫う怪我を負ったのですが、鮮明に田んぼの匂いや青竹の匂いを感じました。
きっとそれほど、お読みになっている方々には生臭さと言えるのか分からないのですが公園の遊具から地面に激突し気が付いていたら病院のベッドだったのです。
その時の話を語りましょう。
夕暮れも気が付いたら薄暗くなっていたと思い出します、私は公園の遊具から誰かに手を振っていたと記憶しています、そこで「生臭い匂い」を感じて手を鼻に向けたのでしょうバランスを崩し落下したのだと思われます、その後はご想像の通り救急車を呼ぶ事態になったのですが・・・その事故の後、中学生に上がった自分が教えて貰ったのは、手を振った相手は少なからず友人どころか学友ではすらありませんでしたでした、「正体も知らぬ謎の人物がその場に居合わせた」そして私はそれから「生臭い匂い」を警戒し始めた切っ掛けでもあります。
今でも「生臭い匂い」を感じる度に人と会わないべきでは?と思い出し硬直する次第でございます、何卒この思いに共感できる方がいる方がいらっしゃれば、解決方法があることを助言して貰える事を切に願います。
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