聞いた話と匂いに基づく物なのですが・・・

@konekotoosake

第1話 匂い

これはフィクションです。


とても恐縮ですが、共感される方を求めてお話します。

私は京都府の地方に住んでいるのですが、子供の頃に深夜の山へと友人と連れ添い訪れたことがあります。

友人は地元でも有名な山の中にある神社に向かう事を深夜に向かう事を計画し、私は理由も知らず付き添いました、山の中は本当に真っ暗で持ち合わせた電灯では一寸も見渡せる事の無い山中でしたが、舗装も満足に行われていない山道は険しく恐る恐る歩を進めたことを覚えております。

友人は嬉々として神社へと歩を進めていた覚えてはいるのですが、夜間に山道を進む理由は「面白いから」と言う言葉だけが記憶には残っていますが理解は未だに出来ておりません。

友人と共に特に何事も無く到着した古い神社は年末に行われる神事の時より遥かに大きく感じ、神聖な気分になったと思い出しますが、しかし、それから不思議な現象や「匂い」について過敏になったと思い出します。

「生臭い匂い」と言うのは言葉で語るには難しいと存じ上げますが、それらが私を悩ます原因ともなっております。

出来ればこれから語る物語に少しの巡り会わせられた者に共感と助言を頂きたいと存じ、筆を執った次第であります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る