百合観を告白してみる

本文は、冬寂ましろさんの自主企画「【百合作家様へ】あなたが持つ『百合観』を教えてください！」への回答を手短になりますが書いてみたものです。

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■Q1. 百合とあなたの距離感(身近であったり、憧れだったり)について教えてください。

仲が良い姉妹関係とか幼馴染って憧れます。あるいはずっと長く続いていく女性二人の関係とか。あと、正式に同性婚した外国の友人がいるのですが、直接は言えないけど割と憧れています。

■Q2. あなたの百合観(百合とはこうだと思っているなど)について教えてください。

特に仲が良い姉妹間や幼名馴染の運命をものともしない共依存的な関係でしょうか。それとは逆にロマンシス的な同僚や友人関係、腐れ縁もありですね。学園モノもいいけどどちらかと言うとオフィスラブのほうが好きです。

■Q3. その百合観をあなたの作品ではどのように表現していますか？

相方のために機械の体を作って意識を移植したり、あるいは夭折した相方に処置を施して一緒にずっと過ごす的な。運命を技術で乗り越えるのに割とカタルシスを感じます。

■Q4. あなたの作品では、その百合観を使って、何を書きたいのですか？

プライベートではワチャワチャしている関係、あるいは、片方が亡くなっても別れずに目に見えてつながっている関係です。不条理だけどリドレスされる的な世界観。

■Q5. あなたの作品に近いと思っている他作家の作品には何がありますか？　マンガでも映画でもかまいません。

自分では世界観が少し似ているとは思っているのですが……

小説

「生ける屍の死」　山口雅也さん

「花は愛しき死者たちのために」 柳井はづきさん

漫画

「となりの吸血鬼さん」 甘党さん

「ぼくらはみんな*んでいる」金田一蓮十郎さん

「ゾン美少女の藤美さん」　サイトウ リョウさん

「彼女はもう死んでいるのに!」　時計さん

「葬儀屋のソウギさん」桜プリンさん

■Q6. あなたはどうして百合を書くんですか？

そんな二人を横から見てみたいとか、性転換して追体験してみたいとかです。なぜ百合なのかと言うとヤンキー的、体育会系ホモソーシャルといいますか趣味の悪い総合商社の飲み会的世界観はわざわざ見たくないというのが一つあります。

■Q7. これからどんな百合作品を作っていきたいですか？

いろんなものを書いていきたいなぁ、とは思っています。特に不幸な生い立ちから後で幸せになった的な話です。