自主企画へのご参加、そして真摯なご回答を本当にありがとうございました。
ご自身の中にある「好き」の感情から出発しながら、百合に対して抱く戸惑いや距離感までも率直に綴ってくださった文章に、深い誠実さと自己探求の潔い姿勢を感じました。
「苦悩と成長」という百合観はとても印象的で、同性間の関係性が抱えがちな曖昧さや葛藤、社会的な壁に目を向けたうえで、それを越えようとする姿に美しさを見い出す視点には、優しさと繊細さが宿っていると思います。また、それを多視点で描こうとする構成力からは、人物に真摯に寄り添おうとする作者としての矜持が伝わってきました。
語られていた「偏見かもしれない」との内省すらも、百合を書く上での真摯な視点の表れであり、むしろ創作に対する責任感を感じさせるものでした。今後のファンタジー百合や社会人百合、そしてあなたの「好き」が詰まった物語を楽しみにしております。改めて、素敵なご参加をありがとうございました。