1日目 ど、同居提案.??

私の傷を癒して、またもや危うくなった私の命を彼女は救ってみせた。

「..........ありがとう」

「はぁ....どういたしまして」

本当に彼女は天使(?)だ。

(ちょっと口は悪いけど)性格はとても良い。


「ちょっと聞いても良いですか?」

「....何?」

やっぱり口は悪い、

「天使...なんですよね?」

「え、この姿見て他に何があるっていうの」

「あぁ..いや、確認です」

「確認...?」

彼女はびっくりした表情、小声でそう言った。

というか、今更だけど天使っているんだ、

うん、命とかなんとかに気を取られてたけど。


でもまだ質問はある。

だが、私が口を開く前に彼女が口を開いた。

「ね、私と同居しない??」


「.......は、?」

うん、まずは「は?」だ。急にそんなこと言われても決められるはずない。

理由は色々あるが、

まず第一に、ウチには虐待の原因の母親がいる。

間違いなく無理だ。考えるまでもない。

次に第二、部屋がない。住む場所がない。あとお金

何とか私は学校に行けているが、お金は他にない。勉強部屋もおまけにないし

ほんっとうに、無い。どういう計画を練っているのかは分からないけど、お金がないと何もできない。


「お金ないですよ...?」

「知ってるわよ」

「?、じゃあなんで...?」

「お金なんて増やそうと思えば増やせるわよ?天使なんだから」

「え、どぉ...どうゆうこと...ですか?!」

「そのままの意味」

「え、でもでも、うちには母親がいるんですよ??虐待の原因の、」

「私は天使!!常識外のことなんてほとんど出来るわ!」

すごい自信。でも

「まぁ確かに(?)自分が常識超えてるますもんね」


なんか、天使ってすごいんだな...?

お金と、母親とどうやって消したり増やしたりするんだろうか?


「あ、そういえばこんなところで話すのも何だし、カフェ行かない?」

「カ、カフェ?」

「お金はモトがあれば増やせるもの」

「あ、そゆことですか...(?)」


なんか、上手く丸められてる気がする、

まぁいっか。天使だし...?

でも色々大丈夫かな。国のお金が勝手に増えてるって。

国とかの問題にはなんないのかな。

まぁでもいっか。天使だし(2回目)


〜十分後〜

「ここですか」

「ええ」

私たちは学校の近くのスイーツが絶品と有名なカフェに来た。

「何にしようかしらっ!」

とワクワクしたような表情でメニュー表を見つめている。

「すみませーん!注文いいですか?」

「はい。承ります」

「ええっと〜このココアと、このパフェでお願いします!...あなたは?」

「えっ。あ、え〜と、じゃあ私はとりあえず水で」

「了解しました。ご注文は、温かいココアと、苺ドリームパフェ、水、でよろしいですか?」

「はいっ!」

「それでは少しお待ちください」


「で、まぁ言ってなかったけど、自己紹介しましょう?」

「あ、ハイ」

「まず、私の名前は__」

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天使との日常 shio @shino1104

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