第3話 アメリカのもう一つの強み

忘れていた。アメリカはガーハと武器、戦争道具ぐらいしか売るものがないと書いたが、農産物がある。何と農産物世界輸出量の43%を占める。アメリカの総輸出額の10%。18兆円である。日本の農産物の総輸入量が9兆円だからそのスケールの大きさが分かろうと云うものである。因みに、この輸出先に上がっているのが1位カナダ、メキシコである。中国と思っていたから、意外である。両国に対するアメリカの強気の背景が理解できた。

EUは関税に対抗措置をと言っているが、農産物の輸出に置いて、ブラジルに次いで4位である。農産物輸出でアメリカに次ぐ国はオランダである。花や乳製品、農産加工品が多いのだろうが、あの面積の狭い国で、何かのヒントになるのでは。

日本は農産物輸入の3割をアメリカに頼っている。次の輸入国は中国である。武器は平和の工夫で、何とでもなるが、農産物、食料は欠かせない。アメリカとのお付き合いにここを飛ばす訳にはいかない。アメリカ離れをと言ったが、ここをどうするかである。100万トンの備蓄米を持ちながら、コメ不足、値上がり続きが続く、そんな農水省に考えろと言うのは無理。皆さん食べる事です。真剣に考えて下さい。

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