第7話

他愛のない話をしました

元気?何してる?とか…

勿論、結婚もしたょ…赤ちゃんも出来て

もうすぐ産まれるんだって…

彼は、良かった!ホント良かった!

◯◯が幸せなら良かったと喜んでくれました

彼は自分は変わらず生きてるょ…

これからも◯◯は忘れないから

元気でいてくれと…

翌日早朝になり弱い陣痛がありました

予定日通りに赤ちゃんは産まれました


赤ちゃんは切迫流産、しかも初期と中期

更に後期にも流産しかかりました

私の心が弱かったのかもしれません

何となく、流されるままに生きてきて

あまり、深く考えないで…

人にも思ったことも言えない…

我慢すればいい、人に嫌われたくない

だから、つい自己犠牲すれば何でも丸く納まるからと、自分を抑えてきました

産まれてきた赤ちゃんの為には

強く賢い母親になろう…

ならなきゃいけないし、なりたいと

赤ちゃんの寝顔を見ながら思いました

夫も父親になり変わりました

時々ワガママだけど、時々ズルいけど

働いて、私と赤ちゃんを養う立場になり

安いお給料だけど、不慣れなおかずなお弁当だけど、文句も言わないで綺麗に食べてきてくれます

赤ちゃんと散歩をしながら、道端の名もなき花を見て、私は幸せなんかな?って…思えます。

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