第6話

夫と結果、結婚することになったのは

赤ちゃんが出来たからです

当初は無理だからと、堕ろすことを言われてしまいました

仕方がない…諦めるしかない…

私は就職したデパート勤務で立ちっぱなし

赤ちゃんを堕ろしたくない私は、7階勤務先から

階段で行ったり来たり、社員食堂は11階

そこも階段を使い、もしかしたら

赤ちゃんは死んでしまうかも…でも、そうなってくれた方がまだマシだな…と

ある日、とてつもない下腹部の痛みで

しゃがみこんでしまいました

フラフラとしながらトイレに行くと出血があり

早退させてもらいました

そのまま産婦人科を受診すると、切迫流産

今すぐ入院となってしまいました

その時初めて、赤ちゃんに謝りました

苦しいのに、赤ちゃんは必死でしがみついてる…

ごめんなさい…ごめんね

そんな気持ちを察して、夫は何とかなるか!と

結婚を決めました。


結婚は身内だけで挙式をし、新居のアパートも決まりました

夫も昼間の正社員の仕事になりました

赤ちゃんも何とか流産を免れ、お腹も大きくやりました

里帰り出産に備え、実家へ戻りました

予定日も間近になったある日、実家に

電話がありました

聞き覚えのある声、◯◯さんいますか?

ボーイの前に付き合っていた彼でした。


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