第5話 歴史2

第2人形コンゴウは、武術の才に優れた魔術師だった。

コンゴウを目覚めさせたのは、その魔術師の子孫だった。

100年後の世界では、戦争は起きてはいないが国ごとに格差が起きていた。

武術と農業を生業としているこのシーバ国は、魔術技術が発展してい帝国からの無理な貿易に苦しんでいた。このままでは、シーバ国は帝国に攻め込まれてしまうのではないかと不安に感じた子孫がコンゴウを目覚めさせたのだった。

コンゴウは、魔術師と契約をし帝国へと向かった。7人形は、1体が目覚めると全員が目覚める。人間と契約しないと能力は発動しないが……。


帝国で保管されていたランギョクは、コンゴウと対話した。

しかし、ランギョクは争う理由が分からなかった。確かに、無理な貿易をしているかもしれない。だが、帝国はその代りに天候が変わりやすいシーバ国に災害が起きた際などの派遣やモンスター討伐などの協力をしている。

ランギョクは、話し合いで解決しようとしたがコンゴウが一方的に拳を振り上げランギョクは敗北し眠りについた。コンゴウは、そのまま残りの6体の人形も倒した。残りの人形も戦う理由がなかったのだ。

そして、シーバ国が世界の中心となった。平和を見届けたコンゴウも眠りについた。


さらに、200年後が過ぎた。帝国は、ランギョクを目覚めさせた。ランギョクは、すぐさま第7人形ルリラズリの元へ協力を仰いだ。ルリは、ランギョクと共にコンゴウへ挑み勝利をした。第3~第6人形たちは、勝負を挑まなかった。


帝国は、現在の才能特化の時代を創った。

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