共存の可能性が見えた途端に揺れる意見。「言葉が通じれば仲良くできるね」などという楽観的なものではなく、同時に猜疑や嘘も生まれる。当然理解を拒絶する意見も。そこが現実にも重なる部分がありリアル。
これは異国の人間同士を表わした寓話なのでしょう。……もし想像しづらければ、ゼルダの伝説のリト族とハイラル人を思い浮かべるといいでしょう。きっとあの世界にもこんなやり取りがあった筈。
相互理解には言葉だけでは足りない。相手を習俗、思想、生き方等々、理解した上でその土地で生きる者への敬意も必要。
最初に交わす他言語はそんな言葉……あるいはこの物語のような歌でありたいと、そう強く思います。