第2話 B級冒険者デッカゴエ

僕とクレントは、デッカゴエ(名前覚えた)君に着いて行くとそこには、「冒険者ギルド」と書かれた看板が吊り下げられている建物についた。

ついでに思念伝達テレパシーの魔法を思い出したんだ。

いや〜、ずっと1人でいたから忘れてたよ。


『クレント、この冒険者ギルドって何?』


『こちらはですね、約1000年ほど前に魔王と名乗る魔物が現れ魔物が増え、暴走しはじめました。そこで魔物を狩る専門の組織としてとして新たに冒険者ギルドが設立しました。今では、ただの何でも屋ですが。』


僕たちはそう会話しながら入って行った。


「ギルマス!いるか!!?」


うんうん、やっぱりうるさい。道中全く喋らなかったからちょっと油断したな。


「居るからそんなでけぇ声出すなっつうの。で、何の用だ?」


そんなことを言いながら男が階段から降りてきた。


「少し、訓練場を使わせろ。」


「なぜ?」


「ああ、こいつに現実ってやつを教えてやろうと思ってな。」


「またか。いいぞ、だがしっかりと手加減しろよ。」


「はいはい、手加減だな。」


そう言うとデッカゴエは訓練場へ行った。


「すまねえな、お2人さん。多分だがあいつ手加減しねえから気をつけろよ。一応こっちで治癒師用意しとくからいざとなった時は、大丈夫だからな。」


「平気だよ!逆に楽しみだし。それじゃあ行ってくるねー。」


「楽しみ?おい、武器もなくていいのか!...嬢ちゃん、あいつのこと心配じゃねえのか?」


「ええ、心配していません。逆にデッカゴエの方を心配したほうがいいですよ。」


「?それはどういう意味だ?」


「始まったらわかります。」











数分後

訓練場にデッカゴエとクラクの姿が現れた。

周りには、観客席があり数十人ほど座っていた。


「おいおい、あの細いやつ大丈夫だよな?」


「いや、大丈夫じゃないだろうな。武器も持ってないし。まあ、ギルマスが治癒師を用意してくれてるから死にはしないだろ。」



「おい、細ガリ!怪我したくねえんだったらあの女を俺にくれよ。そうすればこの勝負は無しだ。これが最後の譲渡だぜ。」


「いやいや、あげるわけないじゃん。何いってんの?」


「いいぜ、殺してやる!」


デッカゴエが言うといきなり飛び込んできた。

でもねえ、おっっっっっっそいの。とんでもなく遅いの。

しかも、武器に魔力も纏ってないし。


「うおおおおおお!!!!!!」


デッカゴエが振りかぶった大剣をクラクは、人差し指と中指で挟み込み大剣が折れた。


「はあ!?」


「「「はあ!?」」」


デッカゴエはなんとも間抜けな声を出した。まわりの観客も同じように。


「あ、折れちゃった。」


あー、どうしよう。デッカゴエ君繊維喪失してる、まじでどうしよう。攻撃したいんだけど威力調節できるかな?

まあ、クレントがいるから何とかなるでしょ。


「『ウォーターボール』」


クラクの手から水の球が現れ、デッカゴエに命中した。するとデッカゴエは、勢いよくぶつかり壁に命中した。

砂埃がはれると血だらけのデッカゴエが現れた。


「!治癒師!早くデッカゴエの元へ!」


ギルマスに指示された治癒師たちは、急ぎデッカゴエの元へ行き治療を始めた。


「さすがです、クラク様。実力は以前よりも衰えるどころか上がっていました。」


「そうでしょ、そうでしょ!次はどこ行く?」


「まずは、宿をとりませんか?」


「そうだね、泊まるところはやっぱり大事だよね。」


「お、おい、ちょっと待ってくれ!」


「ギルマスさん、さようなら〜。」


僕たちは、デッカゴエ君に着いていっている途中でクレントが見つけたと言う宿へと向かっていった。


「クラク様、こちらです。」


クレントが見つけた宿は質素でも豪華でもない中途半端な宿だった。


「申し訳ありません。クラク様にはもっと豪華な宿に泊まって欲しかったのですが、何軒か見かけた中ではこの宿が1番豪華だったのでこちらの宿にしましたが、大丈夫でしょうか?」


「大丈夫大丈夫。僕、そういうのそんなに気にしてないから。」


まあ、汚すぎるのは嫌だけどね。


「ありがとうございます。それでは、行きましょう。」


クレントとクラクは宿へと入って行った。


「いらっしゃい、何人ご利用だ?」


「2人です。」


「2人部屋か1人部屋、どちらにする?」


「1人部屋で。」


「わかった。それとうちの宿は朝食と晩食つけるかつけないか変えれるがどうする?」


『クラク様、どういたします?』


『デッカゴエ君に着いて行ってあまり散策できてないからもう一度散策して、途中で何か食べようか。だからなしで!』


「なしでお願いします。」


「じゃあ、料金は銀貨1枚と銅貨2枚だね。」


「こちらです。」


「ぴったり銀貨一枚と銅貨2枚、ゆっくりしてってな。」


2人は部屋へと向かうため階段を上がって行った。


「えっと、僕の部屋はここか。オープン!まあ、悪くはないね。」


クラクは、扉を閉めるとクレントの部屋へと向かっていった。


「クレント、散策に行こう!」


「すみません、クラク様。少し気になることがあったのでお先に行ってもらっててもよろしいでしょうか?」


「いいよ、気になることが終わるまでに食事ができるところ散策がてら探しておくから終わったら教えて。」


「わかりました。終わり次第すぐに連絡します。」


「それじゃ、またあとでね。」


「はい。」









あとがき

皆様一週間ぶりです。

クレントの言葉が難しい!それに、考えているみたいな文を書けなさすぎてめちゃくちゃ言葉だけになってしまいました。本当に申し訳ないです。

あとがきが謝罪だけで終わってしまった!本当は、少し面白い話でもあとがきで書こうかなと思っていたんですが、何も思いつきませんでした。

それでは、また次回散策!ハシサカエ(何となくで書いたけどタイトルこれにしそう)

※2025/05/02ほんの少し付け加えました。

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