神聖国レティーナ

第1話 やってきましたハシサカエ

創生歴4627年3の月24の日

3000年の歴史を経た大国神聖国レティーナが封印から解放された厄災により一夜にして滅びた。







時は遡り1の月と少し前、レティーナの辺境の森にクラクとクレントはいた。


いやぁ〜、昨日の花火は良かったなぁ〜。

封印されてて暇だったから作っていたけども良かった、良かった。

ところで、


「クレント君、トワナのところへ行くとは言ったもののレティーナのどこにいるんだい?」


そう、ずっと気になっていたのだ。


「はい、トワナは聖都ホリシティに居ます。」


なんと、仰天ホリシティだと!


「ほえ〜、ホリシティってまだあるんだね〜。ところで、僕が封印されてからどのくらいの時が経ったの?」


「だいたい2500年ほど経ったと思います。」


そんなにホリシティ続いてんの!

それじゃあ、他の国もあるかな?ちょっとたのしみだな。


「ふむふむ、あっ!あそこに街があるね。行ってみよう!」


あれ?けど、レティーナってこんなに広かったっけ。

そう思いながら街へ行くと看板が置いてあった。

え〜っと、


「『ハシサカエ』ね。レティーナも聖都以外にも街を造ったんだね〜。昔は、神の神託だと言って聖都以外造ろうともしてなかったのに。」


そういえば、神の神託って言って僕のことを最初に厄災とか言い始めたのレティーナだったんだった。

おもいだしたら、ちょっとムカついてきたな。


「はい、トワナから聞いた話ですとクラク様が封印されてからすぐ後に革命派のリーダーが教皇になり、街を造り始めたそうです。」


ありがとう!教皇君、僕の仇を討ってくれて!いや〜、ちょっとスッキリした。


「その教皇すごいね!頭の中がカチコチだった保守派に勝つなんてね〜。」


「今もですが聖女と呼ばれているトワナが革命派に入り民に呼びかけたとのことです。」


トワナ、まだ聖女なんだ。


「ふ〜ん。ところで、この街を散策しようか。」


「わかりました。トワナも少しは待っていてくれるでしょう。」


ありがとう!クレント!まずは今1番気になっている〜

「じゃあさ、あそこの串焼き肉の店に行こっかな、ここまででもいい匂いが漂ってきてるし。」


そう、串焼き肉!

そして、少し歩き串焼き肉の店の前まで来た。


「おっちゃ〜ん、その肉2本ちょうだい。」


「いらっしゃい、2本だな。銅貨4枚だ。」


「?銅貨......?」


あれ?通貨って神貨じゃなかったっけ?


「はい、銅貨4枚です。」


「まいどあり!」


ああ、クレントは銅貨というものを持っているのか。


「クレント、もしかして、通貨が変わったのか?」


「はい、千年ほど前に大量の鉱物が取れるやまをいくつも見つけたため今では、銅貨、銀貨、金貨が通貨になっています。銅貨の価値が1番低く、金貨が1番高いです。」


ふむふむ、銅貨、銀貨、金貨の順ね。


「それはすごいね。前は、金属が少し売るだけで下手な貴族よりも金持ちになってたのに。あとさ、今は神貨って使えないの?」


「いえ、使えないわけではありません。ただ、今は製造されておらず、多くの神貨が紛失しており金貨5枚分の価値があります。」


「おお、これがそんなに価値があるのか。それとさ、この肉美味しいね。」


「ええ、そうですね!」


「おうおう、兄ちゃん。いい女連れてるなあ!」


「うるっさ!お前誰だよ!」


なんだよこの肉だるま、マジでうるさいんだけど。


「ほう、俺様を知らないとはいい度胸だな。俺様はこの街唯一のB級冒険者デッカゴエ様だ!女、そんなヒョロガリより俺様とこねえか。いい店紹介するぜ!」


「行きません!」


「ほう、俺様も随分と舐められたものだ。ちょっと俺についてこい。」


ええ〜、めんどくさ〜。でもなんか面白いのがあるかも!

そう思いながら僕たちは肉だるまについて行った。










あとがき

はい、ということで.......書こうと思っていること完全に次回のネタバレですね。

ま、わかる人はけっこういるとおもいますが、一応です。

そして、やっぱり小説を書くのって難しいですね〜。

序盤を何回も書いたり消したりを繰り返していました。

でも、書き上がったのでよかったです。

次回もお楽しみに!

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