無名の道化
ちょろちょろ
プロローグ
むかしむかし、国ができるよりももっとむかしあるところに1人の道化がいました。
その道化は人々を楽しませていました。しかし、それと同時に人々を苦しめていました。
その道化は人でありながらも最強クラスの魔物と同じ厄災級に認定されました。
道化を討伐するために多くの国々は英雄と呼ばれる実力者たちを集め道化が住んでいると言われる古城へと向かわせました。
多くの犠牲を払い英雄たちは道化を討伐することができました。
英雄たちはそれぞれの国の王に褒美として国を建国したいと言いました。
そして、英雄たちは道化を討伐した古城を中心としてドウケイル王国を建国しました。
ドウケイル王国建国譚
道化の登場と討伐
地下への扉の門番side
「ふわぁ〜、眠いなぁ。」
「おいおい、寝るなよ。」
「分かってますけども暇で暇で。」
「それは、俺もだけどな。けど、あまり誰も来ない場所にいるだけで金を貰えるなんて楽な仕事だよな。」
そう2人が話しているとコツコツと音を立て誰かが階段を降りて来ていた。
「いつも門番お疲れ様です。」
「!ありがとうございますクレント様、それでこの先に入る許可を見せてもらってもよろしいでしょうか?」
「ええ、国王陛下より許可証を受け取っております。」
「ふむ、間違い無いですね。ではどうぞ。」
門番2人が開くとクレントとは扉の先へと進んで行った。
「やっぱりクレント様は綺麗でしたね。」
「お前、見惚れてただろう?」
「へへへ、バレてましたか。」
その時扉の先で爆発音が聞こえた。
クレントside
クレントは鎖で強固にされた扉の前に恍惚の表情を浮かべながら立っていた。
「ああ、クラク様。やっとあなた様を解放することができます。」
クレントはそういうと白衣のポケットから容器に入れられた液体を取り出すと鎖にかけた。
すると、鎖が解け扉が開けるようになりクレントは扉を開けた。
中には1人の道化がいた。
「クラク様、お久しぶりでございます。あなた様の解放が遅れてしまい本当に申し上げございませんでした。」
「クレントか!久しぶりだね、いいよいいよ別に。解放してくれてありがとうね。
よし、クレントの頑張りをお祝いする花火を打ち上げよう。」
「はい!」
そう言うとクラクはクレントをお姫様抱っこをすると結界を身に纏い天井を突き破りながら空へ飛び出た。
「よし、それじゃあ打ち上げるよー、3、2、1」
ババババババン
「とても綺麗です!」
「でしょてしょー、閉じ込められてる間に丁寧に作ってたんだー。
そして、クレント君どこに行くー?」
「それでは、トワナのところへ行くのはどうでしょうか?ここから1番近い神聖国レティーナにいますよ。」
「そうなの?それじゃあトワナのところへレッツゴー!」
国王side
「国王陛下!封印されていた厄災の封印が解かれました!」
「分かっておる!この穴を開けたのもその厄災だ!して、誰が厄災の封印を解いた!」
「陛下、おそらくクレント様だと思われます。」
「!それは誠か?」
「はい。」
「まずいな。代官よ、このことは民には知らせるな!花火は民への感謝の気持ちと伝えろ!」
「了解しました。」
「そして、ソードセイント公爵とワイズマン公爵、英雄の子孫たちは厄災と呼ばれた道化を探すのだ。」
「心得ております。」
「御命令承りました。」
「では、行け!」
「「ハッ!」」
あとがき
お読みいただきありがとうございます。
私が創作初心者ですのでおかしな部分があるかもしれません。
そして、この作品なのですが不定期に更新します。
といっても、一週間に一回ぐらいは更新したいと思っています。
読者の皆様これからよろしくお願いします。
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