6

「鮫島さん今日休みかぁ。」


「今日、風邪ひいたらしいよ。」


「うわっ、びっくりした。聞こえてた?」


「結構、大きかった声。」


「うわまじか。」


俺の独り言が瑠衣に聞こえたらしく、その声で新たな情報を入手した。

最近鮫島さんと学校では喋っていたけれど連絡を取ってなかったから、心配になった。鮫島さんは滅多に体調を崩すことがなかったから、珍しいと思った。


「大丈夫かな」


「家近所やろ?お見舞い行ってくれば?」


「家行ったことないんよね」


「じゃあこれをきに行きましょう!鮫島ちゃんのお家!」


「うわまじか...瑠衣着いてくるよな?」


「むーりーぃ!」


瑠衣と一緒に行くことは不可能らしい。




となると


一緒に行ける人は少なくなる。



どうしよう。



「1人で行けよ。漢だろ?」


「ちょっと意味が分からないけど、今日まじで瑠衣暇じゃないの?」


「ごめん今日暇じゃないんだ。ごめんねぇ。」


「どうせ暇だ。暇だけどめんどくさいから来ないってやつだろ」


「うわこっわ。幼馴染こっわ。」


「舐めんな何年の歴だよ。」


「今すぐに大我と幼馴染をやめたいです。神様。」


と何度も説得しても

瑠衣には何度も断られたので1人で鮫島さんのお家へ行く覚悟をしました。




緊張してたらいつの間にか放課後になり、



「お兄さん。放課後っすよ。大丈夫そ?」


「大丈夫じゃない。なんでお前ついてきてくれないんだよ」


「2人の空間作りたいからだよ。バーカアーホ」


「別にいいんだけど。いつも2人で一緒にいるから」


「はっ...まさかのアプローチめっちゃしてた。大我の割には珍しくて感動」


「あやべ鮫島さんのとこ行かなきゃ。じゃまた明日。」


「うぉお大我も成長したなぁ。ばあいばあい。」


瑠衣と別れて家に帰り制服からいつもの洋服に着替えて


鮫島さんのお家へ行った。



ピンポン


《はーい。》


「由梨さんの同級生で近所の織元と申します。由梨さんいらっしゃいますか?」


《あ今行きます!》




と言われ待っていると


「目の前に住んでる織元さん家の息子さんよね!ご挨拶にいけなくてごめんなさい」


と言われた。鮫島さんのお母様だろう。


「いえいえ。由梨さん体調を崩されているということで心配で、急に押しかけてしまって申し訳ないです。」


「あらぁ。ありがとうね。由梨友達すらできるのかわからなかったからさぁ。ささとりあえず入ってよ」


「すいません。お邪魔します。」


お母様に言われて

家の中にお邪魔した。


家の中の雰囲気はモダンな感じで奇麗なお家だった。



「ゆりの部屋は上やから多分ノックして入ってみて!」


「ありがとうございます。」


お母様に言われて案内された鮫島さんの部屋の前に到達した。



コンコンコンコン


「鮫島さん起きてる?」




「大我...くん?どうぞ」



「お邪魔します。」


「大我くん風邪映しちゃうよ。平気?」


「大丈夫だよ。平気。」


「ほんと?よかった」


「元気?風邪ひいたって聞いて。」


「元気だよ」


と鮫島さんは咳をしながら言った。


「大丈夫じゃないでしょ。無理しないで。」


「ありがとう。」


「また連絡するね。」


鮫島さんと少しおしゃべりして鮫島さんの部屋を出た。



「すいませんお母様。今日はお邪魔になってしまいますので、これで失礼します。」


「ほんとに?また遊びに来てね」


「ありがとうございます。失礼します。お邪魔しました。」


お母様にそう残し鮫島さん家を出て来た。






【体調ゆっくり治してね】と連絡を送ったら

ありがとうの可愛らしいスタンプが送られて来た



鮫島さんらしいなと思った







またひとつ鮫島さんのこと知れた

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