5
「鮫島さん今日は部活なかったの?」
「今日はねオフ!」
最近鮫島さんとよく一緒に帰ることができている。
吹奏楽部の顧問の林先生が病気にかかっていて1週間近くあるらしい。
「今週末も休みなんだよね?」
「そうだよ。そうだ大我くんさ明日遊びに行かない?」
「もちろんいいよ。」
俺から誘おうとしていたけれどまさかの鮫島さんのほうから誘ってくれた。
とても嬉しかった。
「明日どこ行く??」
鮫島さんってこんなにノリノリな時あるんだと初めて鮫島さんの新しい一面を知ることができた。
「駅前で遊ばない?」
「いいじゃん駅なんでもあるし。丁度ほしいものあったんだよね。」
「何ほしいの?」
「勉強道具」
「鮫島さんえらいね。ちゃんと勉強しようとしてるんだ。」
「結構いい高校に行きたいからさ。そうだ大我くん買い物の次は一緒に勉強会しない?」
「いいね!楽しそう!」
鮫島さんは頭が良かった。
いつもテストで高得点を取って、成績も優秀。
それと比べて俺は頭もあまり良くない。
「鮫島さんの勉強の邪魔にならない?」
「それは平気だよ」
鮫島さんは食い気味に言ってくれた。
きっと勉強の邪魔になってしまう。けど鮫島さんは優しさで言ってくれたのだろう。
そういうところも
尊敬できる部分だ。
「あじゃあまた明日ね!」
「また明日」
鮫島さんと別れて、家の中に入っていった。
そういえば明日何時集合か決めてないな。
そう思い鮫島さんに連絡した。
【明日、何時集合にする?】
すぐ返信が来た。
【確かに何時に行くか決めてないね!明日は10時ぐらいに家の前はどう?】
絵文字のスタンプを返して明日の行く準備をした。
◇ ◇ ◇ ◇
朝ごはんを食べて、行く支度をして家を出た。
家を出たら鮫島さんはまだいなかった。
鮫島さんはいつ来るのかと待ち遠しかった。
「ごめんお待たせ!」
「全然待ってないよ。」
「大我くんいつもさそんなこと言ってるからほんとかどうかわからないんだよね。待ってた時はちゃんと待ってたって言ってね。じゃ行こ!」
「待ってないよ全然。さっき出てきたから」
「ほんとに~?」
「ほんとほんと」
バスで駅まで向かうからバス停に向かっていった。
家からバス停まで程遠いというわけでもなかったから
他愛のない会話をしてたらすぐバス停に着いた。
バスも時間通りすぐに来て待つことがなくすぐ乗れた。
「あ大我くん!2人で座れる席あるよ。座ろう?」
「いいよいいよ」
バスの後ろの方にある2人で座れる席に2人で座った。
学校の時の隣とバスの時の隣とは訳が違う
バスの隣は肩がくっつくぐらい距離が近くなる。
学校の席の隣は距離は近いけど程よいい距離だからドキドキしなくて済む。
駅まで20分。
自分の心が耐えられるのか。
「ねー大我くん?聞いてる?」
「あごめんごめん。」
「お揃い買わない?ってさっきから聞いてたのに。」
「えいいじゃん買おう買おう!」
「ほんと??やった!早く駅着かないかな。」
鮫島さんのテンションが上がり、駅に着くまで陽気に会話を繰り広げてくれた。
「駅着いた!!お揃い買いに行こう??」
「もちろん」
鮫島さんは俺の手を引っ張ってショッピングセンターに行った。
「お揃いのぬいぐるみかキーホルダー買わない??」
「じゃあこれは?クマのぬいぐるみは?」
「えかわいい!!これにしよ!!ついでに文具買いたいからちょっと待って」
「おっけい」
「お待たせ!」
「はいクマ」
「え先に支払ってくれたの?いくらだった?」
「俺からの些細なプレゼントでいいよ。今日のお礼とこれからもよろしくねっていう意味も込めて」
「えありがとう!こんなものなくてもこれからもよろしくしてほしいよ逆に」
鮫島さんにクマのぬりお揃いを渡し、
一緒に駅で満喫し一緒に帰ってきた。
「今日はありがとう!!また明日ね!!」
「またね」
そういい鮫島さんと別れた。
お揃いのクマのぬいぐるみを机の上に置いて、
勉強に励んだ。
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