第67話

「うえええええええええええええん」


「どうしたの?転んだの?」


「優何があったんだよ?!」


「うえええええええええええええん」


「ーーいや、それが、」


「エマ静かにして?泣いても良いけど、もう少し静かに…」


「ゔええええええええええぇえええん」


「ケガ無い?!エマちゃん?!ーーおい優!説明しろ!」


「だから、」


「ゔええええええええええぇえええん」



三人の会話がエマの泣き声に全て掻き消される。

そんな中、エマが泣きながら野々村夏実の方へ両手を広げたので、俺は野々村夏実へエマをバトンタッチし、野々村夏実がエマを抱っこする形になった。


「よしよし、エマ大丈夫だよ」


ぽんぽんとエマの背中を叩きながら野々村夏実が言うと、

エマの喚き声は少しずつ収まっていき、グズグズとした涙声まで落ち着いていった。



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