第66話

「おばさんごめんなさいしないとダメなんだよ!!!」


「ちょっと、何すんのよ!」



エマがそいつにポカポカとパンチをする。

全然痛くないんだろうが、そいつは心底嫌な顔をして、エマの身体を突き放した。



「エマ!!」



ふらっと態勢を崩しそうになるエマに駆け寄り、抱き抱える。



「エマ、大丈夫か?」


そう問いかけるが、エマは無表情。

が、無表情の次はフルフルと震え出し、涙が目ん玉に溜まり始める。



や、やべぇ、こいつ泣く!!!!





「ふ、ふえええええええええええ」


「おいエマ、エマ泣くな!!」


「うえええええええええええええん」



エマは涙をボロボロとこぼし、もはや叫んでると同等の音量で泣きわめき始めた。



そこに、


「どうしたんですか?!?!」


「エマちゃん?!?!」


やっと俺らに追いついて来たコウキと野々村夏実がエマの泣き声にビックリしながら駆け寄って来た。


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