第61話
デパートに到着すると、エマは野々村夏実の手を振りほどいて一目散に走り始めた。
「エマ!走っちゃダメって言ってるでしょう!!」
野々村夏実がいつもの様に怒る。
が、今日のエマはひと味違ぇ。
「だって今日エマお誕生日だもん!!!」
と叫び、止まらねぇ。
「ーーてめぇエマ!迷子になったらどーすんだ!!!」
「ならないもん!!!」
そう言って走ったままのエマを俺も走り追いかけた。
「大谷さん!エマ捕獲して下さい!」
後ろから野々村夏実の声がする。
「任せろ!!!」
俺は振り返らずに返事だけをし、エマが曲がった角を同じく曲がる。
エマは全力の様だが、俺の足の速さに比べたら屁でもねぇ。
ソッコー追いついて、
「キャアアアア」
エマを捕獲してやった。
、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます