第34話

「おおおおお前、何処の大学行くんだよ?!」


慌てて聞く俺に、


「俺はここの付属の大学かな。」


いつもと変わらない表情のコウキ。


「おっ、お前の頭で行けんのかよ?!」


「だから、こうして勉強してんじゃん」


ーーこうして、の意味が分からず、眉間にシワを寄せながらコウキの目線を追うと、それはコウキがさっきから読んでる本。



その本が大学受験のテキストである事を今初めて知った俺。




「ーーー嘘だろ?!?!?!」


「何が?」


「お前が勉強とかあり得ねぇ!!!」


「いや、ずっとしてるから」


「は?!」


「いや、俺勉強ずっとしてるから。優が気にして無かっただけで、フツーに勉強してたからね、俺。」


「?!?!?!」



コウキの発言に、頭が真っ白になった。


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