第25話

「ーー滝川さんには今回の件でお金の面でもお世話になってるからです」



野々村夏実は自分のおにぎりも取り出しながらなんて事無いように言う。



「…俺だってーーーー」



言い返そうと思ったが、言い返せるような言い分ってヤツが見つからず、そのまま黙った。



が、それが俺のイライラを更に悪化させる。



「そんなの気にしなくていいのに、ありがとうね夏実ちゃん。」


「流石に好物がキャビアとか高級品だったら無理ですけど、滝川さんの好きなものが庶民的で良かったです。」


「はは、俺普通に一般庶民だからね」



楽しそうに会話する二人が更に更に俺をイライラさせる。



「ーーおい!野々村夏実一個じゃ足んねーぞ!!!!」



イライラしてたのでおにぎりを催促した俺。

この後「もう無い」と言うだろう野々村夏実にブチ切れるつもりの俺。



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