第19話

「う、嬉しいです…ありがとうございます」


本当に幸せそうな顔で笑う野々村夏実。



ーーーなんだよ。



ーーーなんなんだよ。




何だかよく分かんねぇモヤモヤが身体中を駆け巡る。



野々村夏実のくせにそんな顔しやがって。




段々とイライラしてくる。

イライラしてしょうがねぇ。


俺は少し息を吐くと、



「エマの誕生日会をお前ら二人で決めんじゃねーよ!」



と口にした。



「「え?」」と二人の世界に入っちまってたらしい二人が俺の方に顔を向ける。



「エマの誕生日だから!!!」


「エマの為だから俺も参加する!!!」


「言っとくけどエマの為だからな!!」


「……うるせぇな!!!!」



「……誰も何も言ってませんが…」




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