第95話

突然進路指導室に現れた俺に対し、進路指導のセンコーは俺に資料を見せながら、慌てたように何処かに電話を掛けた。



あまり気にせず、俺は電話が終わるまでペラペラと資料をめくって眺めていたが、



担当のセンコーが電話を切った後、すぐに教室の外からパタパタと誰かが走っているような音が聞こえ、




ーーガラッ



「大谷くん!進路決めたって本当?!」



担任の女教師が現れた。




から、進路指導担当のセンコーは俺の担任に電話を掛けていたんだと分かった。




「まぁ、一応」


「そういうのは先に私に相談してよ!進路希望も出してないでしょう?!」


「ーーそういうもんすか?」


「そういうものなの!」


「……へぇ、面倒っすね」




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る