第69話

「ありがとうございます。」


「おー、つーか、熱も殆どねぇし明日は来なくても良いからな」


「……え?」


「日曜だし、エマの相手なり勉強なりしろよ」


「でも、」


「大丈夫だから」


「ーーーーはい。」




俺の言葉に、夏実は「分かりました」と頷いた。


それからまた食器を洗いに部屋を出た夏実は、

10分程すると.



「じゃあ大谷さん、また月曜日に」


とドアから顔を出して言った。


「おー。」


俺の返事に、お辞儀する。


「じゃあな優」


コウキも顔を出して言った。


俺は何も言わずに手だけ振った。





二人の足音が遠くなり、ガチャンとドアが閉まる音がした。



「はぁ…」



やっと一人になった。



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