第70話

体を起こして、もう一度袋からエマの絵を取り出した。




「エマのヤツ、絵のセンスあんじゃねぇかな。結構うめぇぞこれ。」



「俺も結構イケメンに描かれてっし。ーーーこんな格好死んでもしねぇけど。」



「エマはーーー可愛いな、やっぱ。」





完全な独り言。



久しぶりに笑えた気がした。

笑えたし、心がスッとした。




エマが居て良かった、マジで。



なんか、大丈夫な気がして来たわ。




暫く不貞腐れるには決まってっけど。

それはしょうがないとして、

あの二人の邪魔をしようとかそんな風にはならねぇと思う。




「ーーはやく、エマに会いてぇな。」




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