第40話ー見てない、絶対!ー
シンシアが目覚めたことは即座に城中に伝えられた。
それからエリオットは自室に姉たちを呼び出し、昨夜の食事の後のことを聞き出していた。
「———酒を飲ませただと?!」
一通りの話を聞いた後、開口一番にエリオットから放たれた言葉はそれだった。
「っ…、そんな大きな声出さなくても聞こえてるわよ」
弟に呼び出された第二、第三公女は、晩餐会後のフィーゼとのことを問いただされていたのだ。
「いいじゃない。あの子は未成年じゃなかったんだから。それに、宴もお開きになったのだし」
「だとしてもシンシア殿を、…公女殿下を護衛する重要な任がある者だ!」
「護衛といっても、あの時公女殿下は神威、あなたといたのでしょう?あの白い従者さんはそばに付けていなかった。つまり、あの子は仕事中ではなかったってことじゃない」
「はぁ、また減らず口を…」
第三公女の神矢の言葉にため息をついてうなだれるエリオット。
「だって、あぁいう堅物は、少し飲ませた方がよく喋るって言うじゃない?…ねぇ、羅神姉様」
「私に振らないでよ。終始一番楽しんでたのは神矢の方でしょ?」
神矢の話に呆れ顔で答える羅神。
「はぁ、それで?一体どの酒をどれだけ飲ませたのです?」
「どの酒ってもちろん、ジャォワンウーに決まってるじゃない。アレが我が国で一番美味しいお酒なんだから」
「———っ?!よりにもよって一番強いあの酒を飲ませたのか??あろうことか仕事中の騎士に」
エリオットは神矢の言葉に深く大きなため息をつき、ガクッと頭を伏せる。
「まぁあの子、真面目くんで、初めはどんだけ飲むように進めても、仕事中だから絶対に飲まない!って頑なに言い張ってはいたけど———」
「当然だ。言うて彼は公女殿下付の従者。立派に務めを果たそうとしてたんですよ」
「仕方がないから、これはお水だから飲みなさいって出したら、水なら…ってことでやっと飲んでくれて、」
「水…。ん?水??」
何やらこのまま聞き捨ててはならない言葉が飛び出し、エリオットの眉間にはキュッと皺が寄った。
「ジャォワンウーはほんの少しはアルコールの香りはするものの、無色無味透明だから、ジュースや他の飲み物と割って出されることが多いけど、そのままの状態で見たら水そのものでしょう?」
そっと付け足された羅神の補足に…まぁ、確かに、と頷くエリオット。
「フフッ、あの子、よっぽど喉が渇いてたのか、水だと思ってジャォワンウーをあんなに勢いよくガブガブ飲むもんだから、もぅ傑作だったわ。あなたにも見せてあげたかったぐらい、まぁいい飲みっぷりで。
ジェヘラルトにもあれくらいの男がいてくれないとね〜。将来公女ちゃんが嫁いできて、従者くんも一緒にきたら、…フフッ、毎晩楽しみだわ」
公族一酒好きで有名な姫君、神矢からは思わず笑みが溢れる。
それとは裏腹にエリオットは呆れ顔で、ハッとあることに気がついた。
「水のようにって…、まさか、何とも割らずに、どストレートで飲ませたのですか?!」
その言葉に楽しそうに、そうなの!と頷いた神矢。
「でもそれがあの子、なっかなか酔わないのよ。本当に強くて、お姉ちゃんもビックリしちゃった。結局なんにも公女殿下のことを聞き出せなかったから、ちょっとつまんなかったけど」
と楽しそうに話すのだった。
それにはただただ頭を抱えて、はぁ…と深く長いため息しか出てこないエリオット。
———やってくれたな…。あの酒は時間差で効いてくると知っているだろうに。
っ、だからあんな事故が起こったと言うのか?
エリオットは先程目にしたシンシアとフィーゼの光景を思い出しながら、目を手で覆う。
「従者を酔わせて公女殿下の何を聞き出そうと?」
「そりゃ聞くって言ったら、ねぇ?羅神姉様」
「だから私に振らないでって」
神矢の言葉に困り顔の羅神。
「えぇ?初めに計画を提案されたのは姉様だったじゃない。食事の後、神威と公女殿下に庭を散策するよう促して、2人きりにさせてあげようって」
「まぁ、それを言ったのは私で、神威にそうするように伝えたけど…。
それだって、神威は誰よりも奥手だからきっかけを作ってあげたかったってだけの話で、その後のことは神矢でしょう?
白い従者くんを部屋に呼んで、公女殿下のことどう思ってるのか聞き出そうって」
「…っ、私たちが散歩している間、姉様方は寄ってたかってそんなことを?」
エリオットは二人の話に顔をしかめる。
「だって神威も気になるでしょう?あの従者が公女殿下のこと、…あなたの未来の花嫁のことを本当はどう思ってるのか。主従以上の感情は本当にないのかって」
「っ、そ、それは———」
その言葉には目を泳がせながら言い淀むエリオット。
確かに、光影にはそんなことはないそうだと念を押されたが、やはり気にはなる。
「だからこの神矢姉様が、貴方の代わりに聞いてあげようって———」
「それが余計なお世話だと言っているんだ!」
神矢の言葉にエリオットは机にガンッと勢いよく拳を落とすのだった。
「ほ〜ら怒られた」
「だってぇ…」
羅神は呆れながら神矢を見た。
「私たちは婚約しているんです。相手がどこの誰にどんな情を抱いていようが、いまいが、いずれは———」
「でも、まだ猶予があるのでしょう?」
「———っ、」
羅神の言葉にスンッとまた失速するエリオット。
シンシアは年齢的には成人しているとはいえ、今はまだ学生の身分だ。学園の高等部を卒業するあと2年は、まだ公に婚姻発表をするのは待ってほしいと、申し出があったのだ。
とはいえ、破談になることは9割9分9厘恐ないだろうと周りの人間は踏んでいる。
「公女殿下の方はこの婚約に完全に同意しているわけじゃない。…ま、いずれは、自国のためにも従わざるを得ないのだろうけど。
あなただって、煮え切らない公女殿下の気持ちを確かめるためにも、今回ココへ呼び寄せたんでしょう?」
その言葉に、…それは、と、エリオットはやはり言い淀むのだった。
わかっている。この婚姻は、シンシア殿にとってはご自分の意思など関係ない。自国のために仕方なく———、そんなの、百も承知だ。
エリオットはそっと顔を背ける。
「神威だって、今のうちに未来の花嫁のこれまでの男事情、洗いざらい知っときたいとは思わないわけ?…あ、それとも、もう全て調べ上げてるとか?もぅ、隅に置けな———」
「私はそんなものに興味はありません!
私たちは、これからのお互いを知っていければそれでいい」
「うわぁ、うぶなのね…」
今まで女のおの字も匂わせたこともない弟に、口元を袖で隠しながら、思わず神矢の口からそんな言葉がこぼれ落ちる。
「嘘おっしゃい、お姉ちゃん知ってるんだから。あなたが我が国の隠密をクリミナードに数人忍び込ませて、公女殿下のこと、みっちり調べ上げてたこと」
「なっ…、」
それには返す言葉もないエリオットの頬は、途端に赤く染まっていく。
「それに、公女殿下の男歴に興味がないなら、どうして従者くんを部屋に閉じ込めようだなんて?」
「———っ、」
エリオットはどこか恥ずかしそうにそっぽを向いた。
あぁ、全くだ。代わりと言ってはなんだが、事の発端となった
エリオットは声には出さずにそんなことを思う。
「彼女に興味がないとか言いながら、やはり嫌なのでしょう?公女殿下が自分以外の男と触れ合うのは」
「っ!?三の姉さ———」
「コラ、神矢!あなたはもぅ黙ってなさい」
「えぇ、なんでよ、姉様ぁ…」
羅神に叱られて神矢は口先を尖らせるのだった。
「それよりもよ!…よかったわね、神威、公女殿下が目を覚まされて」
「っ———」
改めて言われて、あぁ、そうだった…。と、動きを止める神威。
一番にそれを喜ぶべきはそこなのに、私は———と、神威はやっとそのことに意識が向いた。
「公女ちゃんにちゃんとそれは伝えたの?」
「…ぁ、えっと、」
羅神の言葉に言い淀む神威。
まさかそれよりもあの二人の光景に感情がぐちゃぐちゃになって、それどころじゃなかった、だなんて、言えない…。
「貴方まさか、何も言ってないの?このまま目覚めないかと思って大層心配したんだよ、とか、目覚めてくれてよかった、とか…」
「っ…」
神威の頭はだんだんと下を向き、スーッと縮こまる。
「なにしてるの?!こんなにも早く目覚めてくれたなんて、奇跡にも近いことなのよ?それは誰よりもわかっているのは貴方でしょう?それなのになにも言ってあげてないの?」
「いや、だって、従者とのこともあったし…、」
「黙らっしゃい!まさか、昂った感情に任せて、いつもみたく酷い言葉で罵ったりなんかしてないでしょうね?」
貴方は小さい頃からすぐに頭に血が昇るんだから…と羅漢はため息混じりに問いかけると、
「っ、そ、それは…、」
その後をエリオットは押し黙る。
「やったのね?そうなんでしょう?———っもぅ、貴方はいつもそうなんだから!早くその悪癖を治しなさいと、あれほど口酸っぱく言っているのに」
「申し訳、ございません…」
姉の責め立てに、エリオットはキュッと肩をすくめながらそれしか言えなかったのだった。
♢
———その頃、ポツンと1人部屋に残されたシンシアの元に、エリオットは治療に当たった医務官を向かわせていた。
「西の公女殿下、どこか痛みはありますか?」
脈や顔色を丁寧に診察しながら尋ねるその人に、私はもう大丈夫です、と返すシンシア。
「きっと、昨夜丁寧に治療いただいたお陰です。ありがとうございました」
「…とんでもない。どこも異常がないようでなによりです」
お礼を述べて深々と頭を下げるシンシアに医官は恐縮ですと更にひれ伏す。
全く驚いた。後から聞いたが、アレに触れてこんなにも早くお目覚めとは。それに何の問題もなく、ケロッとされている。
医官は目前に広がる、にわかには信じがたい光景に一人打ち震えていた。
それから一通り診察を終えた医官は、
そ、それでは私はこれで…と、部屋を後にしたのだった。
そのすぐ後のことだ。
「殿下、お待ちください!」
「…っ?!」
医官と入れ替わるように現れた突然の訪問者に、入り口の方から女官が騒ぐ声が聞こえてきた。
「何がいけない?私は公女殿下の様子を伺いに、」
「ですから、公女殿下は今、医官の診察を終えられたばかりで———」
「終えられたのなら何の問題が———」
と、急遽入口と部屋とを仕切る
「…キャッ!!」
「ふぇっ?!」
その襖を開けたのはエリオットで、彼の目に飛び込んできたのは、診療のため、寝巻きはだけさせていたシンシアの姿だった。
「———っ!!」
エリオットは頬はおろか耳まで真っ赤に染めながら、
「ち、違っ、見てない!!」
これは事故だ!と、慌ててシンシアに背中を向けて襖を閉じる。
その瞬間、彼はハッとする。
“ 事故 ” って…。自分も彼女と同じ言い訳をしているじゃないか、と。
当のシンシアも、ぃ、いえ…。と顔を真っ赤にさせながら、慌てて着物を整えるのだった。
「殿下、一体どういうおつもりですか?!朝一で
殿下は公女殿下を辱められるおつもりですか?!」
「ち、違っ、そ、そんなつもりじゃ———!?私はただ、怪我の様子が気になって、つい、」
外ではエリオットが女官から厳しい尋問にあっており、しどろもどろに答えている声が聞こえてきた。
…はぁ、びっくりした。
シンシアは呼吸を整えながら、エリオットたちの声に静かに聞き耳を立てるのだった。
「き、今日の予定を、公女殿下に伝えたくて、それで…」
「私たちがお伝えいたしますゆえ、仰ってくださいませ」
「いや、その、…共に食事でもしながらと思って…」
その声に、シンシアは慌てて着替え終え、自ら襖を開けるのだった。
「お、お待たせいたしました、エリオット様」
「シンシア殿…」
シンシアの顔を見るなり、エリオットは少しホッとしたように、か、身体はどうだ?とぶっきらぼうに声をかけた。
「殿下、それもですが、まず先ほどの謝罪を」
「っ…、」
コソッと女官に耳打ちされて、あぁ、そうだった…と、エリオットは慌てて頭を下げるのだった。
「その、先ほどは、すまなかった。何も知らず突然開けたりして…、」
「…いぇ、だ、大丈夫、です」
「これだけは言っとくが、決して見ていない!決してだ!」
「…は、はぃ」
シンシアは懸命に笑顔を取り繕いながら答える。
———必死だなぁ、エリオット様…。そこまで強調されたら逆に気にしてしまう。
と、今もドキドキと脈打つ鼓動を懸命に抑えるのだった。
「ぁ、朝食、私もココで食べても良いか?」
「え…、あぁ、は、はぃ」
シンシアは彼の申し出にぎこちなく頷く。
「すまないが、二人分用意してくれ。私もココで食べる」
とエリオットは一言女官たちに伝えた。
突如用意する量が増えてしまったことに彼女たちは慌てながら、食事の準備に取り掛かるのだった。
そして一通りの準備を終えて、女官たちは下がって行ったのだった。
———床に座し、部屋には2人きりで、広い円卓を囲む。
シンシアはただ虚ろにボーッと並べられた食事を眺めていると、
「…た、食べよう、か」
エリオットが伺うようにポツリと声をかけてきた。
シンシアはただそれに頷いて箸を手にするのだった。
その行為に、あぁ、待って、と、エリオットが制する。
「貴女の国では、食事の前になにかすることはないのか?もぅ、そのまま手をつけるのか?」
「っ———、そうですね、手を合わせて、
「まぁ、同じようなものだよ。手を合わせて、こうして命を捧げてくれた全てのものに感謝を込めて、“ いただきます ”、と」
「なるほど。ジェヘラルトでは、そのような考え方なのですね」
とっても素敵です。と頷くシンシアに、じゃあ、と手を合わせることを促すエリオット。
お互いが手を合わせて、“ いただきます ” と口を揃えてそういうのだった。
それからは、
カチャ、コトン…、
と、静かな部屋には食器に箸が当たる音や、器をテーブルに置く音くらいしか聞こえてこない。
———き、気まずい。勢いで一緒に朝食などと提案してみたが、こんなに静かとは。普段姉様たちがうるさ過ぎて、女性はそういうものだと思っていたから、どうも調子が狂う。何か話題を…、、
あまりの静けさにエリオットは頭の中でぶつぶつと言葉を量産させていた、そんな時だった。
「…っ、このスープ…、」
シンシアは一口飲んだそれに声を零していた。
「っ、あぁ、それは、味噌汁、と言う。…どうだ、口に合ったか?」
「…はい。なんだか、ホッとする味がします」
シンシアはそう言ってフワッと表情を緩ませると、それを見たエリオットもようやく一息つくのだった。
「気に入ってくれたのならよかった。…ほら、他にも美味しいものがたくさんあるから、ぜひ食べてみてくれ。この焼き魚だって、今朝方漁港に上がった新鮮なものなんだ」
一生懸命に言葉を紡ぐエリオットに、シンシアはただ、笑みで応える。その表情はどこか上の空だった。
「———ぁ、初めてだと、食べにくい、よな。私がほぐそう」
なかなか手を付けようとしないシンシアを見て、エリオットはそう言って自分の箸を伸ばそうとして、動きを止める。
少し箸を借りても?とシンシアに声をかけ、彼女からそれを受け取るのだった。
「昔はよく、兄上が同じようにしくれた。今やそれを真似て、私も妹たちのを…」
「…兄、上?お兄様がいらっしゃるのですか?」
首をかしげるシンシアに、
「ぇ?!あ、いや、違っ、姉上だ!姉上、」
と、エリオットはビクッと反応しながら慌てて訂正するのだった。
そんなやり取りをする中、袖にそっと手を添えて、食べやすいように丁寧に魚の身を箸でほぐしてやるエリオット。
そんな器用な手つきと美しい所作を、シンシアは感心しながらただ黙って見つめているのだった。
「貴女の従者もきっと今、これと似たようなモノを食べているはずだ」
「…っ、」
あえてシンシアを見ないで言うエリオット。
“ 従者 ” という言葉に、シンシアはピクッと反応を示すのを、彼が見逃すことはなかった。
エリオットは静かに箸を置くと、
「———あの時は言葉が過ぎてしまって、申し訳なかった」
思ってもないことを数多口走ってしまったと、改めてシンシアに向き直って頭を下げたのだった。
あ、いぇ、そんな、それなら私の方が…、とシンシアも慌てて頭を下げる。
「あの後、光影にも怒られてた。…あ、光影というのはあの時私と一緒にいた従者で———」
「はい、存じております。部屋を出て行かれる際、挨拶してくださいましたから」
「あ〜、それでアイツ、あの時なかなか出てこなかったのか」
ゆっくり顔を上げて苦笑いを浮かべるエリオットの方へ、シンシアはそっと顔を向ける。
「アレは雷の力を持つ精霊で、私が呼んだ時だけ姿を表す」
だから今はここにはいないが、としたエリオットに、シンシアは、ぇ?と声を漏らす。
「貴女も精霊と契約しているなら知っているだろう?精霊は思念体で、普段魔力を持たない人間には見えないが、主の魔力で、目に見える形に顕現させることができる。しかし、私は訳あって、それをしていないだけ」
「…っ、」
エリオットの話を聞きながらも、シンシアはそーっと彼の後ろの方に目を向ける。
———エリオット様はそう仰ってるけど、光影さん、エリオット様の後ろにちゃんといるんだけどな…。
シンシアはふと心の中でポツリと呟く。
魔力を持たないエリオットには見えていないだけで、この部屋に入ってきた時から、光影は彼の後ろにそっと控えているのが、シンシアにはくっきりと見えていたのだ。
そんな光影と、不意に目があったシンシア。
気まずそうに目のやり場に迷い、目を泳がせていると、光影は何も言わずに困った顔で笑いながら、そっと自分の口の前に人差し指を立てた。
「…っ、」
シンシアはその仕草に何かを察したのか、微笑みながら小さく頷き、またエリオットに視線を向けたのだった。
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