第始終始話
ぼくはシートから立ち上がり、彼に向き合う。校六もぼくに気付いたようだ。「はじめまして、ぼくの名前は」と一応名乗っておく。
さて、どう戦おうか。相手の能力もわからない。しかも外に仲間までいるという。
だが。
「シギ」
「ん?」
「死ぬなよ」
後ろで割葉が言った。
「人間も辞めるな」
本当にそう願っていると、わかった。
自然とにやける。小さな男の子からのお願いだから、というわけじゃない。
「了解、割葉」
誰かに生きていてほしいと思われている。それも、この地球から。生きなきゃいけない。無様でも。恥をさらしてでも。
ぼくは、死ねない。死んじゃいけない。
……さて、それじゃはじめようか。
「突然だけど、キミ、小さい男の子は好きかい?」
ぼくは例え、神にお願いされても、人間を辞めるつもりは、一切ない。
―― 終 ――
この世界が壊れてしまったのは、どうやらぼくのせいらしい ねすと @nesuto
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます