神話を交えた重厚な世界観の中にある葛藤と絆
- ★★★ Excellent!!!
主人公と、幼馴染の少女、そして主人公に執着する少女。
それぞれが救い救われながら葛藤し、運命にあらがっていく物語。
主人公の心理状況はもちろん、敵対するライベンの劣等感じみた感情についても丁寧に描かれており、物語のダークな世界観がうまく演出されています
ファンタジーらしい特殊な状況と重苦しい設定のなか、翻弄される彼らは実に人間らしく、その感情の描写が物語の没入感につながっている気がしました