第14話 母の謝罪

祐母「刹那さん、ごめんなさいね。貴方の事は嫌ったりしてないわ。それに祐介だって心良く思っているはずよ」

刹那「それでしたら良いのですが」

祐母「貴方と祐介の間にあるしこりは、私が作ってしまった一種のトラウマなのよ」

刹那「私の知るところでなくても、その要素を私が持っているという事ですか?」


裕介母「ええ、でも安心なさい。いつかどちらかが消えて行くから」

刹那「どちらかってトラウマか私って事ですよね?安心出来なくなりましたよ ! そこは克服させる為の努力は惜しみませんから、どんなトラウマかを教え下さいませんか?」

祐母「そうですか。それは妹の結愛が生まれて少し後の頃からです。その結愛のお風呂の世話は力仕事だと夫が務めていたのです。その話題は結愛が落ち込むので伏せておいてね」


刹那「それで・・て ! 何処にも克服出来る要素がありませんが?」

祐母「それは別の結愛のトラウマですから大丈夫です。結愛を夫に任せた私は、祐介への献身を務めたのです。ここ大事ですから時ある事に祐介に伝えて下さい」

刹那「・・・」

祐母「その最中に起こった悲劇なのですが、お風呂に一緒に入った私は我慢出来ずにがっしりと抱擁してしまいました」


刹那「そのデカ乳がトラウマ?」

祐母「貴方より大きくてごめんなさい。そこまでは大きな問題は無く?私の胸に埋もれていた祐介は大きく息を吸いこんだらその鼻にスポーン !っと塞いだ胸の先っちょが・・スポーン !っと」

刹那「何度もスポーン !って言わなくても解りました」


祐母「それがちょっとツボってしまいまして、それからは毎回のお風呂でスポーン !を楽しんでしまいました」

刹那「何してんだコラッ! そりゃ一緒に寝てたらウンウンうなされるわ。どおりで貧乳好みに」

祐母「加奈さんと京子さんはドンっと大きいから、鼻が克服すればきっと大丈夫よ」

刹那「・・試してとは言えないでしょ?」


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