第13話 結愛のマジ卍!!
結愛「マジ卍 !!」
祐介「何でしょう?意味が全く解らないのですが」
結愛「意味ないよ~。ただ叫びたくて叫んだだけたよ。え~いマジ卍 !!これ気合って事で意気が上がる奴だよ」
祐介「お兄ちゃん的には、妹が毒されたと感じてるんだけど」
結愛「その基準が何処からによると思うよ。流行り言葉を吹聴したくらいで、仲間意識が育ちはしないし馴れ合わないもの。意志の疎通を求めない事もおおいよ」
祐介「この言語に意味が無い時代に入っていると」
結愛「(父さんか ! )これと変わらないかな」
祐介「父さんが無意味な人だと?」
結愛「曖昧ってことかな。雑 !とか適当って棘を感じるけど曖昧は少し柔らかいしファジー・fuzzytがfatherなら、ゴロの良いダジャレでしょ?どっちも上からいい加減な事を良く言うもの」
祐介「それで(父さんか !) 曖昧よりいい加減の代名詞だよ」
結愛「お母さんの言いなりで、どっちにもよく転がってるよ」
祐介「確かにお母さんは忖度の頂点にいると思うけど」
結愛「下と上しか居ないから世間の位置と比べる事は出来ないけど、媚ではなく慈愛だからの主張をしてたよ。それって変わりがあるのかな?」
祐介「その想いの深さで異なる形になるんじゃないか?」
結愛「それなら大事なイモウトへの想いは?」
祐介「その心は?」
結愛「お兄ちゃんが持ってるケーキの一番上にある苺を、半分食べ終えたら残りを私にア~ンって食べさせて」
祐介「この苺、普通に小さいけど」
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