第6話 乱入 ①
モブ子①「ちょっとオォォォォォォーーー誰がモブ子①なのよ!責任者出しなさいよ!」
祐介「・・何の騒ぎだ」
モブ子①「お前か?私をモブにしたのもお前か?」
祐介「その辺の所には関わってはいないけど、モブ的な感じの回想に出ていただけだから、そんな感じの扱いも解る気はするな。」
モブ子①「ちっがうわよ!私の扱いは読モVSあの女王様って話しだったじゃない。しかも学校内では私の方が知名度があったのよ、そこでただの女子高生の女王様気取りのあの女を甚振る感じで・・そこか?」
祐介「何が?」
モブ子①「貴方がそれを助ける話は、成り金坊やのイメージが悪いものね?正々堂々とお金の力でやったとすればいいじゃない?」
祐介「それ、正々堂々じゃないだろ?そこはお金は使わなくても、長いモノには巻かれる大人社会が出た訳だな」
モブ子①「・・汚いわ」
祐介「読モで売れた名前を利用した、お前に言われたくはないけどな」
モブ子①「あ、あの後は大変だったのよ。あの女が私の事務所に乗り込んで来て、私とうちの社長は土下座させられるし、次の撮影現場が日本の最北端・・もう直ぐ真冬目前でよ?読モの冬なんて春先か初夏ファションが当たり前なんだから何着て撮るか解るわよね?」
祐介「いや、解りたくはないな。もう想像だけで風邪を引きそうだからな」
モブ子①「今からでも間に合うから引きなさい!私はそこから寝込んだんだから。私のマネージャーもあっちに飛ばされたままだし」
祐介「お前は色々と問題も増えるから、それだけで済ましたんだけどあっちのままが良かったのか?」
モブ子①「・・そ、それはその何て言うか、未成年で家とか学校もあるし私一人が自由には出来ない事情ばかりが或るのは確かなので・・そ、そんな感じにして貰ったのはあ・・在り難いとも思ってるわ」
祐介「だろう?そこで色々と名前が残るのも、何かで困るかも知れないから軽く流したんじゃないか?」
モブ子①「・・そうなのかしら?」
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