第10章
戦場。AI Towerの目の前。
真司:AIが出てきてるのは、この塔か…最上階まで、行くぞ。
未無:はい。
最上階。
AI軍のトップがそこにはいた。トップは、ホログラムで空中に機関銃を出し、攻撃する。弾は底尽きることなく発射されている。
真司:会話は…出来ねぇか。未無…あとは任せたぞ。
未無:…はい。全て任せてください、先輩。
真司:ふっ…頼もしいな。
真司は手袋を外し、唱える。
「異能力:崩壊!暴走型!」
そう言うと少し俯いた後、真司の体に紋様が現れ始める。数刻後、真司の体は完全に紋様一色となった。
未無:あれが、暴走型…。…長くは持ちそうにないな。
そう言いながらAIのトップへと近寄る。そして首にナイフを突きつける。
未無:動くな。大人しく、アレに打たれろ。
暴走した真司は崩壊弾をみるみる大きくしていき、限界の大きさまでいったところで、AIのトップに向けて崩壊弾を落とす。
暴走した真司:おりゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!!!
崩壊弾は全てを壊していく。AIのトップも、AI Towerも。
未無:全てが崩れ落ちていく…。
未無は片手を自分に当てたまま、ゆっくりと落ちていく。
そして地面に着地した。
未無:真司先輩は…。
未無が辺りを見回す。するとそこには、狂い切った真司がいた。
真司:あはっはははははは!!!!!
未無:真司先輩…終わりです!!
「異能力:無効化!」
真司と未無の周り全体が淡く白い光に包まれ、真司が倒れ込む。
真司:終わった、か?
未無:はい、先輩が塔ごと、AIのトップも破壊してくれました。
真司:そうか、終わった、か…。
真司はその場に突っ伏した。
未無:先輩…基地まで、ちゃんと送り届けますね。
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