概要
11:11、逆回転する都市の子宮で光の胎児が目覚める
豊洲市場での作業員変死事件。遺留品には「11:11」を示す破片、遺体からは謎の青い液体が。調査する葛城昴は、QRコードの異常生成、怪しい菌糸、謎の周波数など、テクノロジーと人体に関わる奇怪な現象に次々遭遇する。元自衛官や民俗学者から得た情報により、事件は戦時中の秘密やブラジルの怪事件とも繋がり、「都市の子宮の逆回転」という壮大な異常事態の一部だと判明。渋谷や新宿で時間の歪みや監視カメラの怪異が頻発し、ついに昴と仲間は都市の地下深部、過去と現在が融合し「光の胎児」が蠢く異様な空間へと足を踏み入れる。物語は読者自身をも巻き込むメタ的な警告で終わる。