第2話

「本当にごめんね。せっかくの買い物途中なのに、会社に寄ってもらっちゃって。」



「ううん。でも、すごいね。このビル全部が一つの会社しか入ってないんでしょ?」



「ああ、まあね。」



「それに一階にこんな素敵なカフェがあるなんて羨ましいよ。」



「そう?でも、大きな会社はそれなりに冷たい感じがするよ。


綺羅の会社はとってもアットホームで、あの雰囲気の方が私は好きだな~。」




そう、私の会社は小さな会社で、従業員も本当にわずか。



だけど、由利の言う通り、社長も社員も一体感があって私も大好き。




だけど・・・・・。




「で?その後、会社の方はどうなのよ?」



「うん。なんか危ないらしい。ここの所の不景気に完全に乗っかっちゃったみたい。」



「そう・・・・。」



心配そうに顔を曇らせる由利は本当に優しい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る