第6話
少女はストレッチャーに乗せられ、処置室に運ばれていった。
「奏!」
振り返ると俺の親父とおふくろが入ってきたのが見えた。
「遂に見つかったのねっ、あなたの唯一。」
「あぁ。」
「よかったわ、本当によかった。」
「そうだな。おまえにも誰かを殺すだけじゃない。守る行為ができるわけだ。」
「そうだな。俺は俺の唯一を必ず守る。たとえどんなことがあってもな。」
「それでこそ、男だ。」
親父とおふくろが微笑んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます