第7話
それからしばらくして処置中のランプが消え、少女が乗せられたストレッチャーが出てきた。
「やはり出血が多かったです。傷口が塞がるまでは安静に。意識が戻るまでは特別室で看護士が交代で様子を見させていただきます。詳しい容体は特別室へいってからに致しましょう。」
「わかった。病室はいつもの特別室で頼む。」
「承知しております。」
そういうと、俺の横をストレッチャーが通りすぎる。
沢山の機会が体に取り付けられ、いくつかの点滴もついている。小さな顔は酸素マスクで半分が覆われ、明るいせいか顔の痣が際立って見える。額はガーゼで処置されている。
そんな光景を前に、俺は誓った。必ずお前を守ると。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます