第2話

「いたぞ!」


その瞬間俺の真後ろに追手が現れ俺に銃口を向けたと思えば、瞬間にして、その場に銃声が響いた。



「うっ!…。」


俺は目の前の光景に目を見張った。



少女がいきなり俺の目の前へ飛び出してきたのだ。



その少女は、銃弾を浴びたことで声を発すると、その場に倒れた。



そして俺は自分自身が信じられなかった。



なぜなら、この時初めて、美しい、守りたい、という気持ちを無意識に感じたから。

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