第30話

「そりゃ普通に思うよ~!あそこまでかっこよかったら尚更ね!タイプとか関係なく、誰が見ても惹かれちゃうような人だもん!」


「ベタ褒めだね…」



同感だけど先輩の中身を知ってしまうと、全てを肯定できないような…。



「なんでここまで人気があるか、やっとわかったよ!あれなら納得!…でもさ、遥ちゃん大変だよね」


「え?なにが?」


「色々あると思うけど……たとえば嫉妬に狂ったりとか。しない?」


「──!……ま、まぁ…」



それはもう大いに狂いまくっておりますわ。



情けない…。



「だよねー!いくら先輩が相手にしないにしても、近づく女がいすぎて気が気じゃないよね!」


「うん…」


「あんな素敵な人が彼氏ってマジで羨ましいけど、遥ちゃん、女からの嫉妬の対象になったりもするよね、きっと!」


「うん…」


「わっ!遥ちゃん?!そんな泣きそうな顔して…」


「う…」


「ご、ごめんね?!」


「ううん!違うの!気にしないで…」


「健気だね!なんかあったら言ってね?!話聞くくらいしかできないけど、なんでも聞くし!」


「ありがとう!すっごく嬉しい!ほんと!めちゃくちゃ!」


「…人知れず苦労してるんだね…」


「つかさちゃん…!!」

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